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  ーおじさんのバーチャル旅行記!ー                      

 
Category: ふるさと【東北・青森】 > 弘前市   Tags: つがるみち  鬼ッコめぐり  

中崎月夜見神社 - つがるみち523

 鳥居の鬼っこを探して、冬の時期に訪ねた神社はいくつかありますが、弘前市中崎の月夜見神社もそのひとつです。

  

 金属製の立派な注連縄が架かる鳥居から、参道を少し進むと二の鳥居があり、そこに赤い鬼がいます。

   

 そこからも赤い鳥居が何本か立っており、その先に社殿がありました。
 境内には、御神燈や狛犬、神馬の他に、小さな末社などがあります。

  


  


  

 御祭神は月読命ですが、由緒については旧青森県神社庁HPに、
【当社は創立年月日不詳なれども明治以前は大師堂と称する。小野万太夫抱へ部上納米二斗五升免除 明治八年四月村社に列せられる。明治三十九年四月勅令第六号仝年六月内務省令二十号に依り神饌幣帛料供進指定せられる。】とあります。

 米俵をのせた大きな鳥居の手前に、一本の老木があります。
 以前、冬に見たときも印象に残った木です。だいぶ空洞化が進み、朽ちかけてはいますが、緑の葉を茂らせていて、まだまだだいじょうぶそうです。注連縄が張られているところをみると、社の御神木なのでしょう。

  


   

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Category: ふるさと【東北・青森】 > 板柳町   Tags: つがるみち  名木めぐり  鬼ッコめぐり  

掛落林稲荷神社 - つがるみち522

 板柳町の掛落林(かけおちばやし)に鎮座する稲荷神社です。
 以前、鳥居の鬼っこを探して冬場に訪ねたのですが、その時は鬼の写真を撮っただけで、境内には入りませんでした。
 二の鳥居に鬼っこがいます。

 


   

 御祭神は倉稲魂命で、創建は寛永20年(1643)あるいは正保3年(1646)といわれていますが、かつては「飛竜宮」とも称したようです。
 その後、明治6年に稲荷神社と改めて海童神社に合祀され、明治8年に復社しました。

 
  


  


  

 拝殿の横に御神木である「サイカチ」の木があります。説明を記した木柱には、
【掛落林は、正保2年(1645)の『津軽知行高之帳』に石高122石5斗5升とあり、寛永年間(1624~1643)に拓かれたと考えられる。寛永20年(1643)勧請の観音堂(現稲荷神社)の境内に生えるサイカチの主幹は、地上5メートルの所まで空洞である。マメ科に属するサイカチの実は石けんの代用や、漢方薬として利用されることがある。】とありました。

 木柱の裏側には、【樹齢 300年 樹高 約8m 幹周り 4m48cm】と書かれていました。説明にあるように、かなり空洞化が進んでいますが、なかなか風格のある老木です。


   

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Category: ふるさと【東北・青森】 > 弘前市   Tags: つがるみち  鬼ッコめぐり  

八幡八幡宮 - つがるみち487




 弘前市八幡平塚(旧岩木町)に八幡宮が鎮座しています。辺りは水田が広がる地域ですが、神社の所は農道がY字型に分かれており、道に挟まれた場所が境内です。
 Y字の分かれ際に社号標がありますが、その奥は社殿を囲むように杉林が続いています。私は気がつかなかったのですが、この林の中には三角点が設置されているとのことです。
 鳥居の脇に由緒版が立っていますが、前半部には、
【八幡宮(八幡)  八幡信仰の主神は誉田別命であり、その歴史は相当古く、貞観二年(八九〇)九州宇佐より京都に王城守護神として勧請され、朝廷から深く崇敬されたことから、鎌倉時代に至って全国各地に勧請された。・・】とあり、八幡信仰の源を紹介しています。

  

 後半部には、この神社の由緒について、
【この地の八幡宮草創の年代は不詳であるが、大浦城鬼門の守護神として尊崇され、慶長十一年(一六〇六)居城の弘前移転に伴い、弘前城守護神として田町に移転、その御、八幡、賀田、鼻輪の部落民が鎮守として復社し、現在に至っている。】と書かれています。

  

 由緒に出てくる大浦城は、文亀2年(1502)、種里城の大浦光信が津軽進出の拠点として築いた城ですが、5代目の為信が津軽を平定し、弘前に本拠を移した後に廃城となりました。その跡地は現在中学校の敷地になっています。

  

 広い境内には様々な石碑や狛犬、神馬などが置かれていますが、以前には二の鳥居があり、そこに鬼の面が掲げられていたようです。
 私が訪ねたのは去年の夏でしたが、二の鳥居は取り壊されていて、2つの鬼の面は、拝殿の入口に置かれていました。今年はどうなっているでしょうか。
 今まで見てきた「鳥居の鬼っこ」とは少し違い、天狗のような修験者のような表情のお面です。この社は、大浦城の鬼門の守護神として崇められたとされていますが、このお面は、いわゆる「鬼門封じ」の役目を負っていたのかも知れません。

   

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Category: ふるさと【東北・青森】 > つがる市   Tags: つがるみち  鬼ッコめぐり  水虎様  

ここにも鬼が「天満宮と鹿嶋神社」-つがるみち191

 いつもネットなどで、各地の神社の場所や、その縁起などをデータベース化したHPを見て勉強させてもらっています。
 先日も、津軽地方の神社を探していたら、つがる市・木造に「鬼っコ」がいる社を新たに2つ見つけることができました。まだ、訪れていない神社だったので、さっそく行ってみました。

 はじめに訪れたのは、木造の蓮花田(れんげた)地区にある天満宮です。
 蓮花田地区は、寛文3年(1663年)の開村とされ、境内にその記念碑
開村記念碑
が立てられています。江戸前期に新田開発が盛んに行われた地域なのでしょう。
 天満宮は、閑静な住宅街に囲まれたところに鎮座していますが、この神社については、【蓮花田村、小山内儀兵衛の先祖藤兵衛成國というもの、元奥州仙台藩の家臣で、北野天神社にある梅の古木を分け乞い、氏神と崇敬し、其の後、北郡鶴田町の村落田地千町歩余を開拓。当時の従夫、寛文三年当地に引越し、同九年氏神とし、村中の産土神と崇敬し、明治九年十二月二十五日村社に列せられた。※青森県神社庁HP】と紹介されています。御祭神は、もちろん菅原道真です。

 境内には大きなイチョウの木があり、境内の外からもよく見えます。三の鳥居から参道が右側に折れていて、その正面に拝殿と本殿があります。
 この拝殿の隣にはひとつの赤い祠。中を覗いて見ると、両手を合わせたお姿の小さな神様が祀られていました。どうやらこれは水の神・水虎様のようです。
 水虎様の姿形は、それを祀る地域によって様々ですが、大別すると女神形と河童形があるとされています。ここの水虎様は河童形。水虎信仰の発祥の寺とされる実相寺の水虎様
実相寺の水虎様
に似ていました。

◇天満宮境内

 
 
境内
三の鳥居
水虎様①
水虎様②
本殿


鳥居の鬼①

鳥居の鬼②


 鬼は、一の鳥居に扁額がわりに掲げられていました。背中ごと、びしっと鳥居にへばりついているような格好をしています。
 表情をよく見ると、どうやらこれは子どもの鬼のようです。
鬼っコ
目をつり上げ、歯をくいしばり、両足を広げて、必死にふんばっている様子は、とてもユーモラスで、何となく幼い感じがします。
 右手と左手それぞれに、何か棒状の物を握っているようですが、よく分かりませんでした。何かの農作業に使う道具なのか・・大工用具のようにも見えますが。。きっと、そのいわれがあるのだと思います。



 続いて訪ねたのが鹿嶋神社です。この神社は、天満宮からおよそ3km。木造・大畑に鎮座しています。
 この神社の由緒については、【慶長17年(1612年)創立。明治四年旧社格を村社に列格。明治四十二年神饌幣帛料供進指定。※青森県神社庁HPより】とあり、詳しくは分かりませんでしたが、長い歴史を持つ古い社のようです。

 拝殿の中には古の歌人たちの歌の額が奉納されていました。柿本人麻呂、猿丸太夫、在原業平・・・どうやら三十六歌仙のようです。
 拝殿の両側に末社が並んで立っていました。右手(向かって)には、庚申塔?のそばに赤い鳥居。祠の中には馬頭観音
馬頭観音
が祀られていました。一方、左手の大小の祠は稲荷社のようです。

◇鹿嶋神社境内

 
境内
拝殿
奉納額
馬頭観音
稲荷社



祠の鬼①

祠の鬼②


 津軽の鬼っコは、鳥居に掲げられているもの、拝殿にあるものなど様々ですが、祠の中に納められているものもあります。ここ鹿嶋神社の鬼も稲荷社のそばの祠の中に祀られていました。
 少し風化していますが、般若を思わせる怖い表情をした鬼です。その窪んだ目や裂けた口、とがったあごなど、「鬼らしい鬼」といえばいいでしょうか。頭部は獅子のようでもあり、とても貫禄のある姿です。
 右手は、何かを支えているような感じですが、あるいは以前には、一の鳥居に掲げられて、笠木を支えている姿だったのかも知れません。

 祠の中にいっしょに祀られていたのは福神の大黒天と恵比寿様。この鬼もまた、五穀豊穣の守り神だったのでしょう。

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Category: ふるさと【東北・青森】 > 弘前市   Tags: つがるみち  鬼ッコめぐり  

鬼と大兄「赤倉霊場 3」ーつがるみち151

 十腰内堂から、再び来た道を引き返し、基点となる赤倉山神社へと戻ってきました。案内図
案内図
によると、ここから左手の道を行くと、その先にも多くの霊堂が続いていますが、霊場の中を流れている大石川を境にして、⑨番~⑫番と、それ以降の社が分けられて建っています。
 案内図を参考にして、ざっとひと巡りしてみましたが、「ここが○○○だ」と、なかなか特定できませんでした。

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一代堂入口


 大石川に架かる橋の手前までには、大小の鳥居やお堂が並んで建っています。「弘法大師堂」や「一代堂」などのお堂は、平川市の「赤倉山金剛寺」というお寺の建立によるものですが、他にも、各地域のカミサマ達の里社の別院とも考えられる社が並んでいます。
 鳥居、三十三観音石像、弘法大師像・・・ここには神仏習合の世界が、何の違和感もなく存在しています。
 中には、力士と行司が一緒に祀られているお堂もあったりします。「相撲大神」とでも呼ぶべきか。

◇大石川手前の霊堂など

 
三十三観音
大師堂
相撲大神?
赤倉大神①
赤倉大神②



大石川


 大石川は、霊場を流れる渓流ですが、その橋の先は岩木山への登山道へと続いています。ちなみにこの橋、5月の初めに訪れた時は使用禁止の状態でしたが、
登山橋
今は取り壊され、立派な新しい橋に生まれ変わっていました。
 この橋を渡って少し進むと、「赤倉山大山永野神社」と「赤倉大神」という2つの神社の前に出ます。「種市」とか「石川」とかいう地名を見ると、それぞれに里宮を持つ社なのでしょう。多くの方々が、神社の中や周りを清めようと、いっしょうけんめい働いていました。
 そこからは、少し心細くなるほど長い登り道が続きます(実際は、それほどでもないと思いますが)。「赤倉山大神」という赤い社が見えたときは、正直、ほっとしました。それにしても「赤倉○○」という、同じような名前が多いのには面食らいます。
 ここは、霊堂が建ち並んでいる場所としては一番の奥にあたるらしく、「みそぎの滝」方面と、「赤倉山(厳鬼山)登山道」方面の2つに道が分かれているようです。
 私が訪ねた時は、ちょうど巡礼姿の団体のみなさんがやってきていて、各お堂に参拝し、滝の方へと進んで行きました。
 登山道の入口には、登山者の安全を祈るかのように慈母観音
案内板と慈母観音
が立っています。「赤倉コース」と呼ばれるこの登山道は、かつては岩木山登山の中心でしたが、急峻な道が続く難コースだったため、比較的平坦な百沢コースや嶽コースが使われることが多くなったとのことです。赤倉沢を越え、厳鬼山頂上へと至るこの登山道には、三十三観音が立ち並び、登山者を守っています。

◇赤倉山大神付近

 
赤倉山大山永野神社
赤倉大神
赤倉山大神付近①
赤倉山大神付近②
赤倉山大神付近③



赤倉大神宮


 さて、私は青森県HP「鬼コ詳細一覧」やGoogle「鳥居の鬼コmap」などをもとにして、弘前から西北津軽の「鳥居の鬼ッコ」を回ってみたのですが、ここ赤倉霊場の「赤倉大神宮」の鬼も紹介されていました。
 厳鬼山、赤倉、その麓の十腰内や鬼沢は、何度もお伝えしてきたように津軽の鬼伝説のルーツ・・ここから鳥居に鬼ッコを掲げたりする風習も始まった分けです。
 「赤倉の大人」とか「大兄」「大仁」といわれ、怖れられながらも敬愛されているこの「おに」たちは、
・天にとどくほどの大きな身長
・体格ががっちりしている
・大岩を持ち上げるほどの力持ち
・鼻が高いなど顔立ちが異国人風 (※青森県音楽資料保存協会HPより)
の民として語られますが、ここ赤倉霊場などに祀られている「赤倉大神」
赤倉大神
の像を見ると、その特徴的な風貌がよく分かります。

 彼らはまた、「働き者で、やさしく、高度な技術力を持ち、村人に農業や潅漑の道具や知識・技術を授けた人々」とされていますが、「高度な技術」とは、かつて岩木山麓で盛んに行われてきた製鉄技術であるともいわれています。赤倉山(厳鬼山)付近からは、製鉄炉の跡がたくさん発見されており、【操業年代は、奈良~平安時代の頃からはじまり、江戸時代にわたると推定されており、古代から中世を経て近世にわたる長期の間、岩木山赤倉の山麓一帯で、製鉄作業がおこなわれていたことを、これらの遺跡が示している】とのことです。

 そして、【彼らは普段、山にこもって生活していたため、山から離れた里の人々と交流を持つことは少なかった。そのため、自分達とは風貌が大きく異なる不思議な民の噂が、いろいろと人々の想像力をかきたて、さらにその「山の民」の持つ高度な技術が、人智を超えた魔術のように受け取られたこともあって、次第に枝葉がつけられ、仏教説話の中の「鬼」と同一視され、バケモノ扱いされていった。しかし、彼らと交わることが多く、彼らとの関係の深かった「山に隣接する地域」では、「鬼」の文字は使うものの、その意味合いは、あくまで、多くの知識を授けてくれる「大兄(おに)」であり、現在も彼らへの尊敬と親しみの念が脈々と息づいている。】といわれています。
※【】は、青森県音楽資料保存協会HPからの引用・要約です。

 それぞれの神社の「鳥居の鬼ッコ」の中には、般若を思わせるものも多くありましたが、ここ赤倉大神宮の鬼は、赤倉大神と同様、異国風の容貌でした。大きな鬼面の下に龍神が刻まれていたのも印象に残りました。

 ⇒赤倉大神宮の鬼 ※画像複数

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 10月、実りの秋を迎えました。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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