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Category: ふるさと【東北・青森】 > 弘前市   Tags: つがるみち  

天高く「最勝院五重塔」ーつがるみち31

 最勝院境内の一角に六角形の小さなお堂があります。その形から「六角堂」
六角堂
と呼ばれていますが、ここの本尊は「如意輪観世音菩薩」であるため、正しくは「如意輪観世音菩薩堂」というのだそうです。江戸時代の建立とされており、弘前市の豪商が、当時の大円寺境内に寄進したものといわれています。このお堂の前の狛犬がまた面白く、左右の姿形が違っています。
六角堂狛犬
本堂のウサギ像といい、護摩堂の狛犬といい、左右が異なっているのは、ここ最勝院の特徴なのでしょうか。 ー この六角堂のそばの石段を降りたところに「五重塔」があります。
↓最勝院五重塔 ※クリックで拡大します。

五重塔①

五重塔②

五重塔③

五重塔④

五重塔⑤

五重塔⑥

五重塔⑦


 最勝院のシンボルともいえるこの五重塔は、藩祖・津軽為信の津軽統一の戦いにおいて、戦死した敵味方の供養のために建立したといわれており、明暦2年(1656年)に3代藩主・信義が着工し、その後、約10年の月日をかけて、4代藩主・信政により寛文7年(1667年)に完成したとされています。
 塔の総高は31.2m、初重の床面積が32.7m²。日本最北端に位置する国の重要文化財指定の五重塔で、その優美で均整のとれた姿は、文化財の指定説明にも「實ニ東北地方第一ノ美塔ナリ」と記されているとのことです。

 この五重塔には、次のような伝説が残されています。
~ その昔、あるところの下男が、毎晩自分の居間で草鞋や草履を作っていた。ある晩のこと、主人はその下男の居間から明かりが漏れているのを見て、中を覗き込むと、火の気のない居間の中が非常に美しく輝いて見えた。不思議に思った主人は下男に『火もなく焚き火もない部屋で、お前が仕事をしていると言うのも不思議なことだが、このように美しく輝いているは・・』と問いただすと、下男は『ハイ、私の所持しているこの太刀を抜いて部屋の隅に立てかけて置きさえすれば、火も焚き火もいりません。』と答えた。主人は下男の手から太刀を受け取り、かざした。するとその刀身は、眩いばかりの輝きをし、その光明は四方を照らし出した。主人はそれを名剣の徳と感じ取り、下男から譲り受け、尊敬と畏怖の念を込めて『火の丸』と名付け側に置いた。そして、後に五重塔へ納めたと言う。~最勝院HPで紹介している名刀『火の丸』伝説です。

 この五重塔もまた、旧大円寺時代のもので、今でも地元の人達には「大円寺の五重塔」とも呼ばれています。四方から見るその姿はとても美しく、気高く、正に古都・弘前の象徴ともいえる建物です。貴重な文化財として、また、人々の憩いの場として、これからも親しまれていくのだと思います。

                            ☆つがるみち☆
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 しばらく記事を更新しないままに八月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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