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Category: ふるさと【東北・青森】 > 弘前市   Tags: つがるみち  

長慶天皇のあしあと5ーつがるみち46


上皇宮入口


 長慶天皇の「御陵墓参考地」
御陵墓参考地
のある弘前市・紙漉沢へと向かいました。現在、そこには「上皇宮」という社があり、その背後の小高い山の頂に御陵墓があります。
 天皇妃・菊理姫が祀られている「白山堂」から案内板に従って進んで行くと、りんご畑に挟まれて
上皇宮付近
真っ直ぐに道が延びていて、その先に社はあります。
 赤い鳥居の前には「長慶天皇御辞世」の碑
長慶天皇御辞世
が建てられています。「ゆきくれて かみすきいろに まよふみの けふをかきりの いのちなりけり」。。後世のもの?とはいえ、この地に伝わる伝承の「深さ」を感じさせます。また、側には由緒書きとともに文人・大町 桂月(おおまち けいげつ)の歌碑
大町桂月・歌碑
そのかみも斯くやとばかり提燈の光かよわき御陵の山」もありました。桂月は、青森の風景をこよなく愛したといわれていますが、ここへも訪れ、長慶天皇を偲び、感慨にふけったのでしょうか。
 長慶天皇は、若年より和歌に優れ、【天授元年(1375年)の『五百番歌合』、同2年(1376年)の『千首和歌』(322首が現存)がある他、『新葉和歌集』に「御製」として53首が入集している。その歌風は平明で、大覚寺統伝統の二条派に属する。著作には先述の『仙源抄』がある他、『孟子集註』・『雲州往来』・『台記』などの研究も行った。ーwikipediaー】といわれていますが、ここにも上皇宮文庫
上皇宮文庫
が残されていて、都の文化が伝わってきた「あしあと」が分かります。

上皇宮


 参道の石段を登り詰めると社殿が見えてきます。
上皇宮社殿
境内にはベンチも置かれ、
上皇宮境内
人々の憩いの場にもなっているようです。
 由緒書きによるとこの上皇宮は、応永10年(1403年)に崩御し、山上に葬られた長慶天皇の菩提を弔うために、皇子である盛徳親王(菊理姫の子)が、この地に新たに寺を建て、「上皇廟堂」と称したのが始まりであるとされています。
 伝承では、天皇は、元中2年(1385年)に身を寄せていた浪岡の館が南部氏に攻められた際、矢傷を負いながら紙漉館に逃れてきたといわれています。室町幕府成立当時、南部氏は八戸市・根城
八戸市・根城
にあって、幕府の再三の降伏勧告にも従わず、南朝への忠誠を守り続けました。しかし、南朝方が次第に劣勢となると、南部氏の勢力も次第に弱体化し、明徳3年(1392年)頃、将軍足利義満の命を受けた同族の南部守行(三戸南部氏)は、南朝を支持する南部政光(根城南部氏)に対して降伏勧告を行った後、南部氏の総領は三戸南部氏へ移ったとされています。 ー 長慶天皇の伝承が、南部町から浪岡、そして紙漉沢へと続いているのは、そんな背景があるのだと思います。
 社殿の中には
社殿内
菊花紋章とともに天皇の御影(肖像画)が掲げられていました。この上皇宮から御陵墓参考地への道
案内板
が続いています。

長慶天皇御陵墓参考地


 なかなかきつい登り道でしたが、何とか登り切り、御陵墓へたどり着きました。
御陵墓参考地
それは、辺りの集落や山々
集落や山々
が望める頂上に、ひっそりと立っていました。
 「長慶天皇の陵墓」とされるものは全国に20ヶ所以上(100ヶ所以上とも)あると言われていますが、その中でも旧相馬村のここは、河根陵墓参考地(和歌山県)とともに、明治21年(1888年)に「陵墓参考地」に指定されていた所でした。その後、昭和19年に嵯峨東陵(京都府)が長慶天皇陵として治定されたことにより、この旧相馬および河根の陵墓参考地はともに廃止となった分けです。
 しかしながら、長い年月を経ても、この「長慶伝説」は広く語り継がれていることは確かなことで、昨年(平成24年)立てられたばかりの由緒書き
由緒書き
を見ても、そのことがよく分かります。
 石の柵で囲まれたこんもりとした盛り土の御陵墓。。その真ん中の草だけが黄色い色をしていたのが
御陵墓
印象的でした。

                            ☆つがるみち☆ 
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 しばらく記事を更新しないままに八月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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