のんびりとじっくりと!

  ーおじさんのバーチャル旅行記!ー                      

 
Category: ふるさと【東北・青森】 > 深浦町   Tags: つがるみち  名木めぐり  

イチョウ三昧その1ーつがるみち53

 「森のくに」青森県は、たくさんの巨樹や古木がある所です。特に「生きた化石」ともいわれる「イチョウ」は、氷河期を生き抜いてきた数少ない植物のひとつであり、日本南部の温暖な地よりも寒冷地である東北地方に、より多くの巨木が存在するといわれています。中でも青森県はその「密集地帯」といえるほど巨樹が繁茂していて、環境省の巨樹・巨木林調査によると、全国の「大イチョウベスト10」のうち、青森県内のものが4本を占めているという統計もあるようです。
 大イチョウの多くは、その見事な「乳根」に因んで「たらちね(垂乳根)の銀杏」とも呼ばれ、特に女性の信仰の対象となっている名木をはじめ、「神木」として崇められているものも多く、様々な伝説なども残されています。

法量のイチョウ

 県南・十和田市にある「法量のイチョウ」
十和田市・法量のイチョウ
は、樹齢が約1,100年、高さ32m、幹回り14.5m、青森県では2番目に国の天然記念物に指定された大樹です。
 平安時代、ここには「善正寺」というお寺があったとされていて、このイチョウは寺院創建の記念として植えられたと伝えられています。また、このイチョウは、十和田湖伝説

十和田湖伝説


(1)十和田湖誕生の伝説
 鹿角郡の草木(くさぎ)村(現・秋田県鹿角市十和田大湯草木地区)に八郎太郎(はちろうたろう)という名の若者が暮らしていた。八郎太郎は村の娘と旅の男との間の息子で、父親は寒風山で竜に姿を変えて消えたと言われており、母親は難産で死んでいたので祖父母に育てられ、マタギをして生活していた。しかしある日仲間の掟を破り、仲間の分のイワナまで自分一人で食べてしまったところ、急に喉が渇き始め、33夜も川の水を飲み続け、いつしか33尺の竜へと変化していった。自分の身に起こった報いを知った八郎太郎は、十和田山頂に湖を作り、そこの主として住むようになった。この湖が十和田湖である。
 (2)八郎太郎と南祖坊の戦い
 三戸郡の斗賀村(現・南部町)に南祖坊(なんそのぼう)という男が住んでいた。南祖坊は諸国で修行をした後、熊野で「草鞋が切れた場所が終の棲家になる」との神託と鉄の草鞋を授かり、十和田湖で草鞋が切れたため、八郎太郎に戦いを挑んだ。南祖坊と八郎太郎は7日7晩戦った。南祖坊は勝者となって十和田神社に祀られることとなった。

~wikipediaより~
の主である南祖坊(なんそのぼう)が手植えしたものだという伝承も残されています。
 「明神様」とも呼ばれるこのイチョウは
法量のイチョウ
毎年黄葉する前に初雪の季節を迎え、緑を残したまま落葉してしまい、日本一気難しいイチョウと写真愛好家たちを嘆かせる。しかし、いったん黄葉すると、杉林の濃い緑を背景に見事なコントラストを見せてくれる。※広報「とわだ」より】ということですが、今年はどうなのでしょうか。。

根岸のイチョウ


 上北郡・おいらせ町にも推定樹齢1,100年という「根岸のイチョウ」
「根岸のイチョウ」
があります。こちらは高さ約32m、周囲は16mとされている名木です。
 「長寿日本一の大いちょう」と呼ばれているこの巨樹には慈覚大師にまつわる伝承があります。
慈覚大師の伝承
恐山に向かう道すがら、この地を通りかかった大師は、川のほとりの小高い丘に腰を下ろし、景色を眺めていたが、旅の疲れに、いつの間にか手にしていたイチョウの杖に寄りかかって眠ってしまった。大師が目を覚ましたところ、イチョウの杖に根が生え、動かなくなってしまった。そこで大師は、いきさつを記した紙片と、一体の不動尊像をその場に置いて立ち去った ※案内板より】 ー その大師の残した杖が大樹となり、現在の大イチョウになったという分けです。伝説はともかく、このイチョウが昔も今も人々の信仰の対象であることには変わりないようです。

折曽のイチョウ


 さて、私は「関の甕杉」を見た後、駐車場に引き返しましたが、そこには素晴らしい大イチョウがありました。この辺りは昔、「折曽の関」という山城があった所ですが、その地名に因んで「折曽のイチョウ」と呼ばれています。高さは約20m、周りは12mといわれていますが、いわゆる「番付」にはのっていません。「隠れた名木」とでもいえばいいでしょうか。その整った姿形は
折曽のイチョウ
駐車場からもよく見え、私たちの目を楽しませてくれます。側には、地元の「長寿会」の方々による銀杏観音
銀杏観音
も立っていました。樹齢は1,000年ともいわれているこのイチョウにあやかってのことでしょうか。近づいてみると、まるで巨大な傘の中にすっぽりと入ったようです。土に突き刺さったような乳根?、太い幹回り、地面すれすれまで広がった黄色い葉っぱなど、なかなかどうして堂々たる大樹でした。
⇒折曽のイチョウ

                            ☆つがるみち☆
関連記事

記事を読んでいただき、ありがとうございます。よろしかったら、応援をお願いします!

                 日本史 ブログランキングへ    にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ にほんブログ村    


Comment

Trackback
08-2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

«   »

カテゴリー

openclose

グループ別記事

よろしくお願いします!
⇩に参加しています。応援してくださると励みになります!
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村        

歴史 ブログランキングへ
Welcome
 しばらく記事を更新しないままに八月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
My Profile
Author:korekarada       ふるさと「東北・青森県」の史跡を巡り、感想などを綴っています。ときには、まだ見ぬ地方への憧れを「バーチャル旅行記」として、書いていきたいと思います。
My Friend
Thanks!
現在の閲覧者数:
My Contents
記事で紹介しているContentsをまとめています。ご覧ください!
コメント&トラックバック
Comments<>+-
Trackback <> + -
QRコード
QR