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Category: ふるさと【東北・青森】 > 藤崎町   Tags: つがるみち  

まちのはじまり「鹿島神社」ーつがるみち72

 青森には、坂上田村麻呂が蝦夷征伐をした際に建立したとされる寺社がとても多い分けですが、地名の由来にもこの「田村麻呂伝説」が語られています。
 弘前市・貴船神社の一帯は「十面沢(とつらざわ)」と呼ばれていますが、この地名は、田村麻呂が「岩木山赤倉の鬼」を征伐した時、鬼(蝦夷)の面を「十面」取ったことからついたともいわれています。
 南津軽郡・藤崎町の「藤崎」という町名もまた、田村麻呂にまつわる話からその名がつけられたとされていて、そんな伝承を伝えている社が鹿島神社です。

鹿島神社参道


 藤崎町は中世の頃から、交通・政治・経済の要所として開けた町ですが、藩政時代にはここ鹿島神社の辺りには、馬継所や代官所があったといわれています。
 一の鳥居をくぐって進む境内はすっぽり雪景色。
境内の木々
鳥居の赤、松の緑、そして雪の白が鮮やかです。
 境内には、3本のケヤキの大樹がありますが、これはそのうちの一本
ケヤキの大樹
で、幹回りが5m、高さが30mといわれています。上の方の枝には、「雪の花」が咲いていて、
ケヤキの枝先
拝殿の前の狛犬達も「雪帽子」をかぶっていました。
狛犬


鹿島神社拝殿


 この拝殿
拝殿
の左側にお堂が並んで建っていますが、これは神馬堂で
神馬堂
、中には大きな神馬
神馬
が納められていました。

 拝殿右側には土俵があって
土俵
、そのそばにひとつの碑が立っています。これは、藤崎町出身の名大関「大ノ里」の顕彰碑です。
「大ノ里」顕彰碑

 大ノ里は大正時代から昭和の始めにかけて活躍した名力士で、身長は160cmそこそこ、体重は100kgにも満たない小兵ながら、「肉体と力には限界があるが技には限界がない」として、精進を重ね、大関にまで昇進した人物です。同じく小兵ながらも「土俵の鬼」と呼ばれた後の横綱・若乃花(初代)や、「技のデパート」舞の海といった青森県ゆかりの力士達の大先輩だった分けです。 
 ー 大ノ里はその温厚な人柄と、若手に対する熱心な指導のために、多くの力士達の人望を集めていたとされています。ここ鹿島神社の土俵では、その偉業をたたえて例年「大ノ里杯少年相撲大会」
「大ノ里杯少年相撲大会」※地元紙『津軽新報』記事より
が行われています。

鹿島神社本殿


 さて、この社は、多くの「鹿島神社」と同様、「武甕槌神(たけみかづちのかみ)」を祀っている分けですが、由来によると、【平安時代初め坂上田村麻呂の蝦夷征伐の際、蝦夷の頭領・恵美の高丸の霊を退治した時、田村麻呂の守護神である毘沙門を祀ったのが始まり。 ※「ふるさとの史跡散歩」藤崎町】とされています。

 「高丸」は、同じく蝦夷の頭領「悪路王」や「赤頭」と共に、岩手県・平泉の「達谷窟(たっこくのいわや)」
達谷窟 ※トリップアドバイザー提供
に立てこもり、田村麻呂軍に激しく抵抗したとされる伝説上の人物ですが、滅ぼされた高丸の霊魂がここ藤崎に飛んできたということでしょうか。蝦夷の頑強さを物語る伝承ではあります。

 その田村麻呂が、勝利に感謝し、毘沙門を祀った時、【地面に突き立てた藤の杖(または「むち」)から枝や根がのび、付近を藤の咲く里・「藤咲村」と呼ぶようになった】といわれており、やがて「藤咲」が「藤崎」となり、町名の由来にもなったといわれている分けです。

 このような「藤崎町の発祥」にまつわる伝承を残す鹿島神社は、藤崎八幡宮と並んでこの地域を代表する神社です。雪のために近くで見ることはできませんでしたが、本殿には、
鹿島神社本殿
その由緒を感じさせる鮮やかな装飾がほどこされていました。

                               ☆つがるみち☆
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 しばらく記事を更新しないままに八月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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