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Category: ふるさと【東北・青森】 > 弘前市   Tags: つがるみち  

獅子頭のお告げ「小栗山神社 1」ーつがるみち77

 弘前市の石川地区から、岩木山神社のある百沢に向かって走っている広域農道は「アップルロード」と呼ばれています。文字通り「りんごの道」ですが、今の季節はこの通り。
アップルロード

 このアップルロードの道路沿いに鎮座している社が小栗山神社です。
 古くから霊験あらたかな神社とされ、地域の人々の信仰を集め、旧暦の8月に行われる例祭は、岩木山のお山参詣、猿賀神社の大祭とともに「津軽三大秋祭り」のひとつに数えられています。

小栗山神社参道


 境内をざっと回ってみました。
◇参道・・杉の木立に囲まれた参道
参道の社号標
には、社号標がいくつか立っています。
◇末社・・拝殿前の末社です。
拝殿前の末社
「馬頭観音」、「月読大神」が祀られており、側に猿田彦神の石碑があります。
◇神池・・末社の近くにある神池です。
神池
真ん中に薬師如来の祠。その側に「御神泉源池」。
薬師如来・御神泉源池

◇狛犬・・雪のため、はっきりしませんが、頭の上に角が生えた狛犬です。
狛犬


小栗山神社社殿


 拝殿
拝殿
の左側には2つの鳥居が立っていましたが、これは山の大神の祠と稲荷宮
山の大神・稲荷宮
でした。
 右側の丘の上に向かって石段が延びています。登ってみるとそこは八幡宮。
八幡宮
この神社の御神体は、元々は近くの一野渡(いちのわたり)村の「八幡岳」という所に祀られていたとされており、明治になってから、同村の八幡宮をここに遷座したとされています。
 そういういきさつもあるのでしょうか、この八幡宮、本殿
本殿
と並んで、一段と高い場所に建てられていました。

小栗山神社由緒書き


 さて、この神社の御祭神は「大山祇命」ですが、その由緒については、次のように記されています。
【文亀2年(1502年)、村の重五郎という樵夫(きこり)が、南方の深山(大和沢領八幡岳権現平※前述の一野渡と同じ地域)で道に迷ってしまい、大榎の元に座り込んで途方に暮れているうちに夜になってしまった。すると、ー 麗木大石の上に獅子頭一頭座居し身に五色の幕を纏い悪魔降伏の角振り乱し光明を放ち給う。彼の一頭申して曰く「善哉善哉承れ吾当社に在ること年久しく又尋常の人の来る処に非ず。汝我を負い人里に至り尊崇すべくば永く人間を守護すべし」と宣言せり。ー ・・重五郎はそのお告げにしたがって、獅子頭を背負って無事に村へ戻り、草堂を建てて安置し、自らは神職となって、諸人の幸福を祈ったところ、多くの御利益があった。※由緒書きより

 先々回取り上げた平川市大坊・熊野神社の縁起と同様、ここにも「獅子頭」にまつわる伝承が残っています。また、【五色の幕を纏い悪魔降伏の角振り乱し・・】という姿は、まさしく「獅子踊り」そのものです。それはまた、「獅子踊りに見とれて、岩木山の神になる機会を逃した」という二姉妹(または三姉妹)の話ともつながるものです。

 この御神体を祀って雨乞いする時は「必ず霊験があった」といわれています。 
 ー 小栗山に降る雨は、岩木山の神になりそこねた姉神の「涙雨」であるとともに、村人にとって「恵みの雨」でもあったようです。
                           ー 次回へ続きます。

                               ☆つがるみち☆
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 しばらく記事を更新しないままに八月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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