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Category: ふるさと【東北・青森】 > つがる市   Tags: つがるみち  鬼ッコめぐり  水虎様  

馬頭観音と鬼「柏稲荷神社」ーつがるみち137

 神社の境内の中に馬頭観音を祀っているお堂や祠をよく見かけます。
 西北津軽地方では、「鬼」「水虎様」そして「馬頭観音」の三神を祀っている社も少なくありません。また、神社の境内だけではなく、道路沿いに建てられている祠の中にも、馬頭観音が納められているところもあります。
 今回は、つがる市柏・下古川の稲荷神社の鬼ッコを見に行きましたが、岩木川の川岸にあった馬頭観音堂を二ヶ所みつけました。

 馬頭観音は、【仏教における信仰対象である菩薩の一尊。観音菩薩の変化身の1つであり、六観音の一尊にも数えられている。衆生の無智・煩悩を排除し、諸悪を毀壊する菩薩である。他の観音が女性的で穏やかな表情で表されるのに対し、馬頭観音のみは目尻を吊り上げ、怒髪天を衝き、牙を剥き出した忿怒(ふんぬ)相である。】とされていますが、民間信仰では、「馬頭」というその名前から馬の守護神(仏)として崇められてきたようです。
 【近世以降は国内の流通が活発化し、馬が移動や荷運びの手段として使われることが多くなった。これに伴い馬が急死した路傍や芝先(馬捨場)などに馬頭観音が多く祀られ、動物供養塔としての意味合いが強くなっていった。「馬頭観世音」の文字だけ彫られたものは多くが供養として祀られたものである。】
 ー 津軽に限らず、馬は、農作業の大切な働き手として尊ばれ、農民の生活に欠かせない生き物だった分けで、過労その他で、馬を亡くした悲しみは想像以上に深かったのだと思います。今回見つけた二つのお堂も、馬の供養のために建てられたものだったのでしょうか。 ※【】はWikipediaからの抜粋です。

◇岩木川馬頭観音の祠 ※画像はクリックで拡大します。

 
馬頭観音堂①
馬頭観音堂②
馬頭観音堂③
馬頭観音堂④
馬頭観音堂⑤


 


 前回に続いて、つがる市の鬼ッコ巡り、柏地区の稲荷神社へやってきました。享保元年四月に勧請されたと伝わる神社です。
 御祭神は、宇気母智命(うけもちのみこと)。「保食神」とも呼ばれるこの神様は、【天照大神は月夜見尊に、葦原中国にいる保食神という神を見てくるよう命じた。月夜見尊が保食神の所へ行くと、保食神は、陸を向いて口から米飯を吐き出し、海を向いて口から魚を吐き出し、山を向いて口から獣を吐き出し、それらで月夜見尊をもてなした。月夜見尊は「吐き出したものを食べさせるとは汚らわしい」と怒り、保食神を斬ってしまった。それを聞いた天照大神は怒り、もう月夜見尊とは会いたくないと言った。それで太陽と月は昼と夜とに別れて出るようになったのである。】と神話に語られています。
 ー それにしても神話に登場する日本の神々はほんとに「人間くさい」ですね。夫婦や兄弟の仲違いあり、嫉妬あり。。
 神話では、その後【天照大神が保食神の所に天熊人を遣すと、保食神は死んでいた。保食神の屍体の頭から牛馬、額から粟、眉から蚕、目から稗、腹から稲などが生まれた。天熊人がこれらを全て持ち帰ると、天照大神は喜び、民が生きてゆくために必要な食物だとしてこれらを田畑の種とした。】とされ、食物の神様として稲荷神と同一視され、各地の稲荷神社に祭られていったということです。※【】はWikipediaから
 興味深いのは、保食神は頭から「牛馬を生んだ」ということから、牛や馬の神として祭られたり、「頭から馬」ということで馬頭観音とも同一視されているということです。 ー 五穀豊穣を願う神社に馬頭観音が祀られているのは、そんな意味もあるのだと分かりました。

 稲荷神社らしく、ここではお使いのキツネ
キツネ像
が狛犬代わり。神馬と並んで建っている末社には、水の神・水虎様
水虎様
が祀られていました。津軽です。

◇稲荷神社境内 ※画像はクリックで拡大します。

 
二の鳥居
拝殿①
拝殿②
末社
神馬と水虎様



稲荷神社二の鳥居


 さて、この神社の鬼ッコは二の鳥居に掲げられていますが、この鬼にもまた顔がありません(失われています)。耳と鼻穴らしき跡は分かるのですが。。
 やせた体の鬼ッコですが、腰はしっかりしており、下半身は丈夫そうです。見た感じは「猿」にも似ていて、身軽そうですが、肩でしっかりと鳥居を支えている姿形をしています。かつては、どんな表情をしていたのでしょうか。なお、この鬼ッコは、その後ろ姿も人気のようです。

 ⇒柏稲荷神社鬼ッコ ※画像複数

                              ☆つがるみち☆ ☆水虎様☆
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 しばらく記事を更新しないままに八月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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