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  ーおじさんのバーチャル旅行記!ー                      

 
Category: ふるさと【東北・青森】 > 弘前市   Tags: つがるみち  

境内でひと休み「大狼神社」-つがるみち164

 私は、寺社めぐりをするとき、道路沿いにある神社を見つけてひと休みすることがよくあります。
 「休憩場所も神社」などとこだわっている分けではないのですが、たまたま適当な休む場所がないときに、ちょこっとおじゃまして、境内をぶらぶら・・という感じです。
 そのような社のひとつが、弘前市大和沢地区に鎮座している大狼神社で、ここには、旧相馬村沢田の神明宮を訪ねた帰り道に立ち寄りました。

大狼神社一の鳥居


 この大狼神社は、アップルロード沿いにあります。私は、西目屋村や旧岩木町へ行くときには、アップルロード(弘前市石川の青森県道260号石川百田線と、百沢の青森県道30号岩木山環状線、青森県道3号弘前岳鰺ケ沢線を結ぶ、22 kmの道路。日本有数のリンゴ栽培地帯において農産物の輸送を担う広域農道。※wikipediaより)をよく走るのですが、この道路沿いには、小栗山神社などもあります。

 大狼(おおかみ)神社とは、何とも不思議な名前ですが、名前の由来は、「大神」から転化したとも、あるいは付近の地名である「狼森(おいのもり)」からきているともいわれています。「狼森」は文字通り、昔、「狼が住む森があった」ことから、その名がつけられたとされていますが、アップダウンが連続する道路沿いは、かつては、鬱蒼とした狭隘なところだったのかも知れません。

 一の鳥居から、上に向かってやや急な石段が延びていて、登りきった小高い丘の上に社殿があります。境内にある由緒書きには、【昭和29年に大和沢地区にある稲荷神社の分神として建立された。家内安全、護国豊穣、交通安全、厄払いと町内の守護神として奉られているが、特に合格祈願に御利益があるといわれている】とあります。受験生なども訪れるのでしょうか。
 稲荷神社の分神とあるように、御祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。ここでは狐が神使です。
狐狛

 拝殿の中には、「狼=wolf」にあやかったのでしょうか、「WOLF BRAND」という絵馬?も掲げられていました。赤いりんごが描かれているところをみると、りんごのブランド名なのでしょうか。

◇大狼神社

 
参道
拝殿①
拝殿②
拝殿内
奉納絵馬



陸羯南詩碑入口


 拝殿の脇からは遊歩道(東北自然歩道)が延びており、「陸羯南詩碑」がある山頂まで続いているようです。行ってみようと歩き始めましたが、これがとんでもない藪道で断念。しかたなく、下へ降りました。
 ですが、鳥居の前の案内板を見ると、この神社の先にもうひとつ登り道があったので、そこから登ってみることにしました。

 ここもまた、「藪をかき分けかき分け」といった感じでしたが、頂上付近には、石灯籠や社殿の跡、祠なども建っていて、かつては、ここも神社だったことを思わせます。ここからの岩木山方面並びに弘前の街の眺めはとても素晴らしいものでした。もう少しがんばって登ると、陸羯南の詩碑が建つところへと出ます。

 ところで、私は陸羯南(くがかつなん)という人物についてはあまりよく知りませんでした。少し調べてみると、【弘前生まれ。本名中田実。新聞記者、思想家。欧化主義に反対して官を辞し、明治21年新聞「東京電報」、翌年「日本」を創刊。国民主義を唱え政治評論で活躍。・・・ 1888(明治21)年には新聞「日本」をつくり、翌1889(明治22)年には創刊号を出した。その発行の趣旨は、「わが『日本』は、もとより現今の政党に関係あるものに非ず、しかれども亦、商品を以ってみずから甘んずるものにあらず、吾輩の採るところ既に、一定の義あり。」こうして新聞「日本」が取り上げたのは、時の政府に対する痛烈な批判だった。それらは政府の腐敗を論じ、国の政治のあり方を述べたものである。※wikipedia他より】 - 国民主義を唱えた近代ジャーナリズムの先駆者と形容された「国を思う」「志の高い」人物だったようで、正岡子規をはじめ、多くの文人達と交流があったとされています。

 この丘には陸羯南が詠んだ五言絶句の石碑が、司馬遼太郎さんの文とともに建てられています。
  名山出名士(名山名士を出す) 
  此語久相伝(この語久しく相伝う) 
  試問巖城下(試みに問う巖城の下) 
  誰人天下賢(誰人か天下の賢)      
 - 名山の見える土地はすばらしい士を出すという。この言葉が世におこなわれて久しいが、しかし試みに問うに岩木山の秀峰を見るこの弘前城下から一体どんな天下の賢が出ただろう。 司馬遼太郎『北のまほろば』 -

◇陸羯南詩碑

 
社殿跡
末社跡
頂上から
陸羯南詩碑①
陸羯南詩碑②


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 記事を更新しないままに10月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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