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Category: ふるさと【東北・青森】 > 弘前市   Tags: つがるみち  津軽の七福神  

津軽の七福神3「加福不動寺」-つがるみち174

 最勝院や袋宮寺、貞昌寺などの大きな寺院が立ち並ぶ弘前市の新寺町から少し離れた茂森新町。ここに加福不動寺というお寺があります。
 山号は「鷹揚山(おうようざん)」、不動明王を本尊とする真言宗醍醐派の寺院です。ここは津軽弘法大師霊場第4番札所であり、本尊の不動明王は酉年生まれの守り本尊であることから「酉年の一代様」としても知られているお寺ですが、毘沙門天を奉安する津軽七福神霊場のひとつでもあります。

山門


 このお寺については、【昭和41年、加福晃教和尚が真言宗国分寺派の末寺として開山した。修験道、加持祈祷を中心に活動し、同61年、修験道を極めるべく、寺籍を真言宗当山派修験の本山である醍醐寺(京都市)に移した。醍醐寺は、豊臣秀吉最後の観桜会「醍醐の花見」と言われるように、その勢力を広めた寺で、不動寺もその修験道の法燈を津軽の地に広めるべく、信者の迷いや悩みの相談を受け、現世利益を目的とした衆生済度のために日々の活動を続けている。※HP真言宗津軽仏教会「津軽弘法大師霊場」から要約】と紹介されていますが、その開基にあたっては、次のような話が伝えられています。

①【加福晃教住職は、戦後間もなく 隣に住むおばあさんの手ほどきにより、水ごり(水行)を始め、以後、 赤倉山や出羽三山に出向き修行を続けた。ある日、住職は「町の上空を畳20畳分もある黄金色の物体が飛んできて、太さ10cmほどの縄がするすると降りてきた。その縄にしがみついたところ、ある山頂の石畳の上に降ろされた。」という夢を見た。】
②【ある日、津軽三不動尊へ参拝に出かけ、長谷澤神社に祈祷した帰り際、夢で見た太い縄があった。またその後、母の供養のため四国霊場巡りをして、高野山に詣でたところ、奥の院の『無明の松』付近で夢に見た石畳があった。】

 - 住職の見た霊夢が、鷹揚山加福不動寺の寺号を取得し、堂宇の建立につながった分けです。なお、津軽三不動尊とは、「その昔、円智上人が一本の神木から三体の仏像を彫り上げた」と伝えられている不動明王を祀る平川市・国上寺黒石市・中野神社、同じく黒石市・長谷澤神社を指します。
※①、②は、弘前公益社『こころ 津軽のお寺さん巡り 弘前編』を参考にしました。

 山門をくぐって境内に入ると、そこには如意輪観音の石像とともに、弘法大師像(修行大師)が立っていました。扉を開けて本堂の中に入ると、大きな燭台の後ろに、真っ赤な火焔を背負った黒光りするお不動様が見えます。そして、そのそばには、何体もの地蔵菩薩が祀られていました。

◇境内と本堂

 
弘法大師像
本堂①
本堂②
不動明王
地蔵菩薩


出羽三山祠


 毘沙門天堂は、本堂の隣に建てられています。住職が修行したという出羽三山を祀る祠と、童姿のお地蔵様の前を通ってお堂へと進みました。
 さっそく中を拝もうと思ったのですが残念。施錠されていました。カメラごしに見てみたのですが、お堂の中には、聖観音菩薩と、もう一体の観音様、そして、その真ん中に毘沙門天が祀られていました。「右手に仏敵を打ち据える宝棒(または三叉戟)、左手に宝塔を捧げ持つ」おなじみの姿です。

 毘沙門天は、仏法を守る四天王の一人であり、また、北方守護の神様でもあることから、津軽の寺社には、そのお堂がたくさんあり、たびたび取り上げてきましたが、「武神」のイメージが強いこの神が、どうして「福神」として信仰されるようになったのか・・・その由来については諸説あり、よく分かっていないようです。
 もともと毘沙門天は、インドの神話に出てくる「クベーラ」という神がその前身であったとされていますが、クベーラは、財福の神だったといわれており、それが強調され、「財宝、財徳」というイメージが庶民の間に広がっていったと思われます。

ー 【庶民における毘沙門信仰の発祥は平安時代の鞍馬寺である。鞍馬は北陸若狭と山陰丹波を京都と結ぶ交通の要衝でもあり古くから市が栄え、自然と鞍馬寺の毘沙門天の本来の神格である財福の神という面が強まり、また9世紀頃からは正月の追儺において、疫病を祓う役どころがかつての方相氏(ほうそうし:鬼を払う役目を負った役人)から毘沙門天と竜天のコンビに変わっていったことから無病息災の神という一面が加わる。平安時代末期にはエビスの本地仏ともされ、日本では毘沙門天は甲冑をつけた姿が主流となるがこの姿はエビス神の古い形態でもあり、このことは市場で祀られたことと関係がある。こうして福の神としての毘沙門天は中世を通じて恵比寿・大黒にならぶ人気を誇るようになる。室町時代末期には日本独自の信仰として七福神の一尊とされ、江戸時代以降は特に勝負事に利益ありとして崇められる。※wikipediaより】 ー

◇毘沙門天堂

 
童地蔵
毘沙門天堂①
毘沙門天堂②
観音像と毘沙門天
毘沙門天


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 しばらく記事を更新しないままに八月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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