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Category: ふるさと【東北・青森】 > 板柳町   Tags: つがるみち  津軽の七福神  

津軽の七福神5「蓮正院」-つがるみち181

 七福神めぐりということで、平川市・金剛寺(布袋尊)を皮切りに、黒石市・愛宕山地蔵院(恵比須)、弘前市・求聞寺(大黒天)、加福不動寺(毘沙門天)、覚応院(寿老人)と「津軽七福神霊場」を訪ねてきましたが、今回は板柳町の蓮正院を訪れました。
 真言宗醍醐派に属する蓮正院(れんしょういん)の山号は「大峰山(おおみねさん)」。不動明王を本尊とする津軽弘法大師霊場の第14番札所で、福神・弁才天を奉安する寺院です。

蓮正院


 静かな農村地帯にあるこのお寺。趣のある山門をくぐると、弘法大師の霊場らしく、大きな大師像が目に入ります。弘法大師霊場には、御詠歌がつきものですが、このお寺の歌は、「かかる世に 望みをつなぐ 蓮正院 南無や大師の 深きこころに」というものです。
 不動明王を祀る寺ということあってか、境内には不動堂や石像なども立っていました。もうひとつの御詠歌 - 「似非笑う 人もあるらん 濁り世に 不動利剣の 利益知らせん」

 
 ここの狛犬、目の中に10円玉や50円玉を入れていて、
狛犬
なかなかひょうきん者です。

 この蓮正院は、およそ450年ほど前に、加賀の国(石川県)の僧・観性(かんしょう)法印によって開かれたとされていますが、【蓮正院の縁起はその記録が乏しいため、詳細は明らかではない。断片的な資料を総合すると、最初は法隆院と称したが、寛政年間前後に蓮覚院と改め、文化、文政のころにいたって寿円山蓮正院と改称したようで、弘前市の大行院の支配下であった。
 その由来は「明治14年火生三昧御祈祷御寄進帳」に次のように記されている。
「大聖不動明王、その昔能登国石動山不動院に奉安請御本尊なり、大納言前田利家郷より火災消除祈願のため、我が祖たる堂守観性法印に下し給へし御神体にして、天正2年(1572)大和国大峰山に入りて修行し、権大僧都の位を得、巡り巡りて当国に来りて云々。※真言宗津軽仏教会「津軽弘法大師霊場」より】と紹介されています。
 もっとも、別の説もあり、それによると開山は「関ヶ原の戦いに敗れ、山伏に変装してこの地に落ち着いた由緒ある武士」とも伝えられているようです。

 御本尊の不動明王は、前田利家から譲られたものとされていますが、寺宝として、開祖・観性法印所持の法螺貝とわき差し(一尺一寸二分、無銘)一腰が保管されているとのことです。
 また、このお寺には五能線工事の際、大戸瀬(深浦町)から出土した石法螺(いしぼら)
石法螺 ※地元TV局のニュース番組より
が保存されていますが、その口を吹くと、今でも音が出るようです。

◇境内

 
山門
境内
弘法大師像
不動堂
不動明王


弁才天①


 本堂へ足を踏み入れると、豪華な祭壇もさることながら、まず圧倒されるのが天井いっぱいに描かれた(飾られた)「雲龍図」。まるで生きているような迫力です。あまり見事なので、右から左から斜めから、そして仏様には申し訳ありませんでしたが、畳の上に寝そべって、下から眺めてしまいました。

 弁才天は、祭壇の右側(向かって)に奉安されていました。
 この神様については、「宗像三女神の市杵嶋姫命(いちきしまひめ)と同一視される水神で、その祠には池が設けられていること、海辺や島に祀られていること」などや、「才」は「財」に通じることから「弁財天」とも呼ばれる福神であること・・・など、何度か取り上げてきました。
 七福神の中では唯一の女性の神様であり、手に琵琶を抱えた妖艶な姿で描かれたり、造られたりすることが多いのですが、中には手に宝珠を持った吉祥天のような姿で描かれることもあるようです。吉祥天と同一視されていた時期もあったせいでしょうか。
 ⇒弁才天
弁才天 ※左:座頭石弁天社 右:堂ヶ平弁天宮


 弁才天は、元来、「サラスヴァティー」と呼ばれる芸術、学問などの知を司るヒンドゥー教の女神ですが、【サンスクリット語でサラスヴァティーとは水(湖)を持つものの意であり、水と豊穣の女神であるともされている。インドの最も古い聖典『リグ・ヴェーダ』において、初めは聖なる川、サラスヴァティー川(その実体については諸説ある)の化身であった。流れる川が転じて、流れるもの全て(言葉・弁舌や知識、音楽など)の女神となった。※wikipediaより】とされています。
 日本には仏教伝来時に『金光明経』を通じて中国から伝えられ、その後、様々な神仏と習合し、七福神の一人として、広く信仰されるに至った分けです。

 ここ蓮正院には、手に琵琶を持ち、ふくよかなお顔の弁才天が祀られていました。

◇本堂と弁才天

 
本堂①
本堂②
本堂③
雲龍図
弁才天②


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 記事を更新しないままに10月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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