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Category: ふるさと【東北・青森】 > 弘前市   Tags: つがるみち  

境内でひと休み2「一野渡八幡宮」-つがるみち182

 目的の寺社を訪ねる途中でひと休みした神社。今回は、弘前市一野渡の八幡宮を紹介します。
 御祭神は、もちろん「誉田別尊(ほむたわけのみこと)※応神天皇」です。
 一の鳥居にかかる注連縄は金属製のものでした。この金属の注連縄がある社は、当初は珍しかったのですが、何度か見ているうちに、今ではすっかりおなじみになりました。


一の鳥居


 一野渡八幡宮には、座頭石・最上神社を訪ねる途中で立ち寄りました。なかなか大きな神社だったので、境内を回ってみた分けです。
 後で気がついたのですが、ここは東北自然歩道になっていて、「座頭石と久渡寺参拝のみち」
「座頭石と久渡寺参拝のみち」
と名づけられた遊歩道の中には、座頭石をはじめ、久渡寺、そして先回ご紹介した大狼神社などもあります。

 社殿は、小高い丘の上に建っていて、そこまでは石段が続いています。石段を上り詰めると広々とした境内。そこには、「神馬像いろいろ」の記事でも取り上げたように、鉄の鎧を身に着けた大きな神馬が奉納されています。

◇二の鳥居から境内へ

 
二の鳥居
参道
境内へ
神馬
旧社跡



 
 拝殿に掲げられている由緒書きによると、この神社は【当八幡宮は、誉田別尊を祭神とする今から280年前(※由緒書きは昭和53年のものです)、東山天皇の御世元禄11年建立す。一野渡八幡宮と称す。その後明治6年小栗山神社に合祭させられ、同8年復社、同9年村社となる。】となっています。
 現在に至るまで、火災などにも見舞われたため、地域の方々の手で何回か新築、修築がなされたようで、敷地の中には、旧社の跡?と思われる礎石なども見られます。
 朱塗りが鮮やかな本殿へと至る別の参道なども造られており、地域の信仰を集める「村社」として、境内の整備は続いているようです。

◇拝殿と本殿

 
拝殿①
拝殿②
拝殿③
本殿
末社(オシラ様)



オシラ様


 拝殿の隣にひとつの末社
末社
があったので覗いてみたら、着物をすっぽり被った神様(像)。オシラ様です。
「オシラ様」は、【日本の東北地方(特に岩手県、青森県)で信仰されている家の神であり、一般には蚕の神、農業の神、馬の神とされる。神体は、多くは桑の木で作った1尺(30cm)程度の棒の先に男女の顔や馬の顔を書いたり彫ったりしたものに、布きれで作った衣を多数重ねて着せたものである。貫頭衣のかたちをしたものと布を頭部からかぶせた包頭型とがある。普段は住宅の神棚や床の間に祀られていることが多い。※wikipediaより

 岩手県の遠野地方にみられる伝承で有名な「オシラ様」ですが、久渡寺にも「オシラ講」と呼ばれる習俗が残っています。
【久渡寺のオシラ講:生産の神であるオシラ様は桑の木で作った男女一対の木像が御神体で、毎年の久渡寺の大祭には大勢の人が参拝に訪れる。以前は旧暦の4月であったが、現在は5月15・16日の両日で、前夜祭の15日から泊り込みで祭りに参加する人もいる。当日は家や村で祭っているオシラ様を持参し、衣裳を重ね着させ、本堂で印を押してもらい壇に並べる。祈祷では護摩が焚かれ、オシラ様と参拝者を大幣でお祓いする。住職が退場し、境内で口寄せをしていたイタコが御詠歌やオシラ祭文を唱えるのが済むと、参拝者はオシラ様を受取り帰路につく。※弘前市HP「弘前の文化財」

 この「オシラ講」は「オシラ様を1ヵ所に持ち寄って祭る数少ない習俗の例として貴重である。」といわれていますが、久渡寺にほど近い、ここ一野渡地区にもまた、そのような風習が残っていると思われます。ここ八幡宮境内のオシラ様の祠は、そのような信仰の現れなのでしょう。

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※記事の中の○○○○は、以前の記事や画像へのリンクです。また、□(青い枠)で囲まれた画像は、クリックで拡大します。
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Comment
 
こんばんは。いつもご多忙の中お世話になっております。
金属製の注連縄も珍しくて面白いですが、オシラ様を拝見できて嬉しいです。岩手の旅の時にとても不思議なものだわ、と、興味深く思いました。地域の方々がとても大切にされているのですね。
京都の立派な寺社よりも、地域の方々の信仰に支えられまもられている寺社の方に、ありがたさと日本の心を感じます。
今日も素晴らしい記事をありがとうございます。

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