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Category: ふるさと【東北・青森】 > 弘前市   Tags: つがるみち  津軽の北斗七星  

津軽の北斗七星「岩木山神社1」-つがるみち199

 その昔、坂上田村麻呂が津軽の地に北斗七星になぞらえて配したとされる7つの神社。6つ目まで取り上げてから少し間をおきましたが、最後の7つ目は岩木山神社(いわきやまじんじゃ)です。
 津軽人の「心のふるさと」ともいうべき霊峰・岩木山の頂上に奥宮をもつこの神社は、多くの寺社とも深い関わりをもち、青森県の歴史・風土・文化に大きな影響を与えてきた社でもあります。

 県内外から多くの崇敬を集めるこの神社の御祭神は、顕国魂神(うつしくにたまのかみ)多都比姫神(たつびひめのかみ)・宇賀能売神(うかのめのかみ)・大山祇神(おおやまつみのかみ)・坂上刈田麿命(さかのうえのかりたまろのみこと)ですが、その由緒等については、【昔から 「お岩木さま」 「お山」 と親しんで呼ばれ、陸奥津軽の開拓の神、農海産物の守護神、また祖霊の座すところとして崇められている。今から約1200余年前、宝亀11年(780年) 社殿を岩木山頂に創建したのが当社の起源であり、延暦19年 (800年)征夷大将軍坂上田村麿これを再建し、別に山麓十腰内の里に下おり居ゐの宮みやを建立して、山頂を奥宮と称し、寛治5年 (1091年) 神宣により下居宮を現在地に奉遷。その後、世々の地頭・領主何れもがよく崇敬の赤誠をつくし、江戸時代には津軽藩主為信・信牧・信義・信政により大造営が行なわれ、近代には崇敬者の熱意を集めて、建造物、諸施設とも整い、名実ともにその偉容を誇り、畏き辺りも日本の北門鎮護の名社として、農業・漁業・商工業・医薬・交通関係、とりわけ開運福の神として、色々の宗派を越え、深い信仰の源として厚く崇敬されている。※青森県神社庁HP】と紹介されています。

一の鳥居から


 白い大きな一の鳥居をくぐると長い長い参道が続きますが、この参道は岩木山頂上の奥宮
岩木山頂上の奥宮
と一直線に結ばれているといわれています。
 その参道の入口付近に「五本杉」と呼ばれる名木があります。文字通り、根元から枝が5本に分かれている杉ですが、注連縄が張られ、境内の神木となっているようです。

 三の鳥居の手前に鎮座しているのが出雲神社。社殿の前には大黒天と恵比須様。
大黒天と恵比須様

 出雲といえば大国主命ですが、岩木山神社の御祭神である顕国魂神は大国主命の別称であるとされています。大国主命は神話によると、様々な地方の女神と婚姻を重ね、180柱の神々をもうけたとされていますが、これは、古代の出雲勢力の拡大を意味していると思われます。
 岩木山には、【昔、大己貴命(大国主命)が津軽に降臨し、百八十人の子どもを育てていたが、大変土地が肥え、収穫が多く、子をよく遊ばせることができた。それで、この山を阿曽部(岩木山の古名)と称した。※小館衷三『岩木山信仰史』】という伝説がありますが、出雲をはじめとする山陰地方と津軽は、古来から日本海航路を通じて深く結びついており、岩木山麓に製鉄技術をもたらしたのも、出雲地方の人々だったともいわれています。

◇参道

 
五本杉
出雲神社①
出雲神社②
三の鳥居から
楼門


龍神水


 参道はやがてりっぱな楼門へと至り、大きな狛犬
大きな狛犬
が出迎えてくれます。
 この楼門を右手に回り込んだところに龍神水があります。3つの龍の頭から岩木山の清らかな伏流水が勢いよく流れ出る名水(御神水)です。ここで手を合わせ、清水をひと口飲んでいる方々も大勢いました。

 前述の伝説の続き。【(大国主は)田の中に白い光を出すものあるので、よく見ると沼であった。田光(たっぴ)の沼と名づけた。竜女がこの沼から珠を得て献上したので、命は大変悦んで、国安珠竜女と名づけ、夫婦となってこの国をよく治めた。】といわれていますが、この竜女が即ち御祭神の多都比姫神です。

 「光る沼」「竜女」が示すように、この多都比姫神は水神で、農業に欠かせない「水」を恵む岩木山にふさわしい女神です。それは、ここ岩木山神社の龍神信仰と結びついている分けです。境内には、龍神水をはじめ、前述の出雲神社には「白龍大神」、本殿の隣には、池をともなった「白雲大龍神」もありました。

 楼門の左手からは、奥宮への登山道が延びています。「山頂まで約6km、4時間」と記されていました。
 岩木山といえば、例年、旧暦の8月1日に行われる「お山参詣」が有名です。「五穀豊穣」「家内安全」を祈願して、集団登拝する「お山参詣」は、津軽地方最大の行事ですが、それ以外にも、各地域の人々がそろってこの神社に参拝する習わしがあるようで、私が訪ねたときには、地元・百沢の方々の参詣行列に出合いました。
 御幣、神輿、幟端等を持った人々が、「サイギ、サイギ」と唱えながら本殿へと向かって行きました。⇒参詣する人々
参詣する人々


◇龍神、登山道ほか

 
白龍大神
白雲大龍神
奥宮登山口
登山道
参詣行列


                          ー 次回へ続きます。

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 記事を更新しないままに10月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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