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Category: ふるさと【東北・青森】 > 秋田県   Tags: みちのくあれこれ  

「和井内神社」-みちのくあれこれ1


滝ノ沢展望台から


 10月初旬、十和田湖の休屋にある十和田神社を訪ねました。
私の住んでいる黒石市から十和田湖までは国道102号線をさかのぼることになるのですが、その途中に滝ノ沢があります。
 ここには展望台が設けられていて、十和田湖を望むことができるのですが、ここからは道が2つに分かれていて、真っ直ぐ102号を進むと子ノ口に、右側に折れると休屋方面へと道が続きます。   ⇒滝ノ沢から十和田湖
滝ノ沢から十和田湖


 湖畔に沿って続いているこの道は、青森県と秋田県の境を縫うように走っているため、ナビの案内もころころ変わるわけですが、しばらく走って行くと大川岱という集落があり、ここに和井内神社が鎮座しています。住所は秋田県鹿角郡小坂町。

 駐車場からは、湖畔へと遊歩道が延びていて、外輪山に囲まれた十和田湖を見ることができます。私が行ったときは天気もよく、水が澄んでいて、とても美しい眺めでした。道路を挟んだ真向かいに和井内神社の一の鳥居が立っています。

◇和井内神社①

 
十和田湖①
十和田湖②
十和田湖③
十和田湖④
和井内神社一の鳥居



案内板


「和井内」という神社名が示すようにこの神社は和井内貞行を祭る神社です。
 和井内貞行は、十和田湖の漁業と観光開発に貢献した明治の偉人の一人で、かつて教科書にも取り上げられ、その感動的な生涯は『われ幻の魚を見たり』という映画にもなったほどでした。

 その業績等については、
【和井内貞行は1858年、陸奥国鹿角郡毛馬内村(現・秋田県鹿角市)に生まれた。幼名を吉弥と名乗った。1881年、小坂鉱山に赴任する。鉱山勤務のかたわら十和田湖養魚事業に着手する。それ以前、十和田湖は魚一匹住まない湖だった。何度も失敗を繰り返すも辛抱強く研究を続けた。1897年には十和田湖畔に旅館『観湖楼』を創業。十和田湖養魚事業を進めるべく、人工孵化場を作る。1903年、ヒメマスの稚魚を放流し1905年に成魚となって回帰したことによりついに和井内は十和田湖養魚事業に成功した。和井内の養魚事業の成功は、十和田湖の観光にも大きな影響を与えた。和井内は十和田湖の養魚事業の開発の先駆者であるのと同時に観光開発の先駆者でもあった。2013年現在、十和田湖はヒメマスの釣りのスポットとして有名である。これらの事業成功が評価され、和井内は1907年に緑綬褒章を授与された。その後も十和田湖を国立公園として指定するよう、内務省に陳情を行っている。※wikipediaより】とあるように、粘り強く、活動的な人物であったようです。

 40歳を過ぎて帰郷した貞行は、【明治33年、青森水産試験場から買い入れたサクラマスの卵を孵化させると、5,000尾の稚魚を十和田湖に放流。さらに、日光養魚場からも日光マス(ビワマス)の卵を買い、孵化させて稚魚35,000尾を放流しますが、うまくいかず、多額の借金を抱えることとなってしまった。】といわれています。
 失意のどん底にあった貞行は、青森市の東北漁業組合本部を訪ね、そこで、【信州の寒天商人から北海道支笏湖の回帰性のマスの話を聞きます。このマスこそ、アイヌ語で「カバチェッポ」、後に「ヒメマス」と名付けられる魚でした。】 - 貞行とヒメマスとの出会いです。

【明治36年5月、卵の孵化に成功した貞行はその稚魚30,000尾を放流。「和井内マス」と命名しました。しかし、このマスが放流地点に帰るのは3年後のことであり、また苦労の日々が続くこととなります。和井内家の家計は困窮しました。】とあるように、幻の魚「カバチェッポ=ヒメマス」が群れをなして帰って来るまでには3年の月日が必要でした。その間、困窮した家計を切り盛りし、貞行を勇気づけ、支え続けたのが妻のカツ子でした。

※上記【】は「十和田湖国立公園協会HP」他を参考にしました。

 長年苦労をともにしてきた妻のカツは、その後、病に倒れ、46年の生涯を閉じます。湖畔の人々はカツの温情に感謝し、大川岱に「勝漁神社」を建立して御霊を祀りました。これが、和井内神社のはじまりとされています。
 「十和田湖の父」和井内貞行は、大正12年(1922)にこの世を去りましたが、昭和8年に「勝漁神社」が「和井内神社」に改称され、現在に至っています。

 御祭神は、和井内貞行と和井内カツ子、そして貞行が信仰していたとされる事代主命(ことしろぬしのみこと)。 - 和井内神社は大川岱地区の人々の信仰を集める湖畔に立つ静かな社です。

◇和井内神社②

 
参道
拝殿①
拝殿②
木鼻
本殿


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※記事の中の○○○○は、以前の記事や画像へのリンクです。また、□(青い枠)で囲まれた画像は、クリックで拡大します。
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Comment
 
こんばんは。
私は、毛馬内生まれです(今は、首都圏住まいですが)。
小・中の同級生に和井内貞行氏のお孫さん(美人の女性)がいましたよ。
教科書にも載りましたね。懐かしく拝見いたしました。

郷土(近辺も含めて)の歴史を学ぶのは、心豊かになりますよね!
久しぶりの十和田湖の写真も、ありがとうございました。
 
こんばんは。

僕は小学校の時、「十和田のヒメマス」という題で、和井内貞行のことについて習いましたので、興味深く読ませていただきました。

まだ、十和田湖には行ったことがないので、チャンスをつくって是非一度行きたいと思っています。

魅力的な記事をありがとうございました。

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 記事を更新しないままに10月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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