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Category: ふるさと【東北・青森】 > 弘前市   Tags: 津軽三十三寺社巡り  

「観音山普門院」-津軽三十三寺社巡り33-1


観音山普門院


 私の拙いブログは、津軽三十三観音霊場巡りから始まった分けですが、当初は、その1番札所である弘前市・久渡寺から順番に訪ねようと思いました。
 それで18番f札所である海満寺観音堂まで順序よく訪ねたのですが、ここから先は津軽半島の北端を巡ることになるので、青森・弘前方面の霊場を回ることにしました。そういう分けで、19番「義経寺」から22番までは、まだ訪れていません。「今年中には・・」「冬が来る前に、雪が降る前に・・」と思っているうちに今年も暮れてしまいました。


参道


 弘前市の観音山普門院は33番霊場。巡礼の打ち止めにあたるお寺です。
 全国でも珍しいといわれる同一宗派の寺院が立ち並ぶ西茂森町の禅林街。普門院もまたその中のお寺のひとつですが、長勝寺を中心とする各寺院とは少し離れた所に位置しています。私も場所が分からず、長勝寺の周りをうろうろ。通りがかりの人に「普門院はどこですか」と聞いてみたのですが?という感じで首をかしげてしまいました。「津軽三十三・・・」と私が聞くと、「あー。観音様か」といって道を教えてくれました。 - 地元の人達は地域の寺社に親しみをこめて、「稲荷様」「愛宕様」などと呼びますが、この普門院も古くから親しまれてきた「観音様」なのでしょう。

 普門院の山号は観音山。聖観音菩薩を本尊とする曹洞宗の寺院です。慶長19年(1614)の『永禄日記』には、「お城の南、茂森と申す森これあり、観音の御堂これあり候所、南の金沢の坂え引越し候。この所お城より高く、お城を見おろし申し候故、森引け申すはずに相成り候」とあり、古くからの信仰を集めてきたお寺です。
 俗称(通称)「山観」
「山観」
と呼ばれ親しまれているこのお寺は、住職さんが作る「精進料理」を楽しみに訪れる人も多いことでも知られていますが、「食事もまた修行」。食事の後、「五観の偈(※ご飯をいただくのは、人間として大道を成就するためである。この真意を忘れて、手段に過ぎない食物のために没頭して、人生の意義を見失ってはならない)」という、五つの反省と感謝の経句を念ずることが大切だとされています。

 禅林街の中心部から離れた小高い丘の上にある境内には、杉の木がうっそうと茂っています。この杉林は「宗教的雰囲気を醸し出す緑」とされ、弘前市の保存樹林に指定されています。私が訪れたのは秋口でしたが、真夏でもここは辺りよりも気温が2度ほど低い(涼しい)のだとか。。

 杉林に挟まれた参道を過ぎ、左側に折れると正面に観音堂と本堂が見えますが、その途中にいくつかのお堂と祠が立っています。中でも大きな建物が「延命地蔵堂」。中を覗いて見ると、大きなお地蔵様や観音様の回りにたくさんの「花嫁人形」や「新郎新婦の人形」が納められています。 ー 不幸にして未婚のまま亡くなった女性や、現世では添い遂げることができなかった者たちの魂を慰める「黄泉の祝言」とよばれる津軽の風習です。
 延命地蔵堂の隣には鐘楼と「閻魔堂」。大きな閻魔様が神馬やお地蔵様に囲まれて座っていました。

◇普門院参道 

 
境内
延命地蔵堂①
延命地蔵堂②
鐘楼堂・閻魔堂
閻魔堂
<


身代観世音堂①


 閻魔堂の隣に「身代観世音堂」が立っていますが、ここからは、昭和55年(1980年)に一体の円空仏が見つかりました。それは、寛文年間(1661~72年)の作とみられる十一面観音像ですが、本堂前の説明板には、
【十一面観音像(円空仏) ヒバ材の厚板に彫刻した立像。一木造り。総高175.3cm、幅46.0cm、厚さ14.6cm。頭上に十一面仏を頂き、左手で宝瓶を持し・・・・造像当時は白木のままであったと考えられる。円空仏の独特な手法が明らかな上、特産のヒバ材を用い、長い間庶民信仰の対象(身代り観音)として、現在に及んでいる。※説明板より抜粋】と記されています。

 このお寺の寺宝であり、弘前市指定有形文化財ともなっているこの十一面観音像は、現在、本堂に祀られています。
 円空は、その生涯で約12万体の仏像を彫ったと伝えられていますが、「円空仏」と称される仏像は全国各地に所在し、青森市元光寺など、青森県にも多く見られます。

 その素朴さと親しみやすさで、多くの庶民の信仰を集めてきた円空仏。ここ普門院では「身代り観音」として祀られていました。

◇身代観世音堂と円空仏

 
身代観世音堂②
本堂前
十一面観音像①
十一面観音像②
十一面観音像③


                          ー 次回へ続きます。

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                                         ☆津軽三十三寺社巡り☆
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 早いものでもう3月になりました。雪解けを待ち、また史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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