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Category: ふるさと【東北・青森】 > 黒石市   Tags: つがるみち  

境内でひと休み「赤坂八幡宮」ーつがるみち240


八幡宮


 地元・黒石市の神社めぐりの続きです。
 前回にご紹介した目内沢の稲荷神社の近くに赤坂という集落があります。目内沢から、橋をひとつ渡ったところですが、この赤坂の村の入口に八幡宮が鎮座しています。
 私が訪ねたのは昨年の11月中旬。初雪もまだ降らず、刈り入れ後の田んぼが辺りに広がっていました。

一ツ森岩吉碑


 神社の一の鳥居のとなりに大きな石碑が立っています ー 「一ツ森岩吉碑」。
 一ツ森岩吉については、「1866(慶応2)年4月5日生まれ、1934(昭和9)年8月4日死す。黒石市赤坂の八幡宮境内にその碑がある。」と黒石市HPで紹介されていますが、赤坂出身の力士だったようで、その活躍を讃えて村の有志たちの手で顕彰碑が建立されたとのことです。

 この赤坂八幡宮の由緒については、
【御祭神:誉田別尊  寛正年間 (一四六〇~一四六六) の創建、 慶長年間 (一五九六~一六一五) 本村宇野某、 殊に大神を信仰崇敬し、 堂宇の朽敗を嘆き社殿を建立、 更に近村の力士を募集して相撲を行なう。 宝暦年間 (一七五一~一七六四)、 村中にて社殿を再建し、 明治四十二年八月二十七日村社に列格、 神饌幣帛料を供進される。 更に、 昭和二十一年に至り国有境内地譲与申請の処、 昭和二十五年二月三十一日に法律第五十三号に依り無償譲与となる。 ※青森県神社庁HP】とあり、古い歴史をもつ社です。
「近村の力士を募集して相撲を行なう」とありますが、この八幡宮の境内にはかつて土俵がつくられており、村の若者たちの力試しの場であったようです。

 各地の神社の境内には土俵がつくられており、奉納相撲や各種の相撲大会なども盛んですが、昔、娯楽の少なかった時代には、神社の境内で行われる相撲大会は、村人の楽しみであったのでしょう。
 境内の土俵や力石(力試石)は、そんな当時の様子を偲ばせますが、重い米俵を軽々と持ち上げる力士は、人々の人気を集めたと思われ、神社の鳥居の「鬼っコ」にも、力士を思わせるものが数多くあります。「重い米俵」は即ち豊作の象徴であり、それを担ぎ上げる力士もまた村人の敬愛を集めたのだと思います。この神社に限らず、郷土(町村)出身の力士の顕彰碑は多くの神社に建てられています。

◇力士顕彰碑など

 
神社土俵(浪岡八幡宮)
力試石(常盤八幡宮)
力士型鬼(金木熊野宮)
力士顕彰碑①(田舎館稲荷神社)
力士顕彰碑②(藤崎鹿島神社)



一の鳥居


 一の鳥居の注連縄は金属製のものですが、どちらかというと横長で細身のものです。
 新しく奉納されたと思われる灯籠の後ろには、神馬と狛犬がそれぞれ一対ずつ。その後ろに拝殿と本殿があります。境内には樹木が少なく、道路沿いからもよく見渡すことができ、明るく開放的な感じのする社です。

 拝殿の隣には、二十三夜塔や庚申塔などが立っていますが、ここの庚申塔は赤坂の庚申塔
赤坂の庚申塔
と呼ばれ、黒石市指定民俗文化財になっているものです。少し風化しているため、はっきりしないのですが、どうやら刻まれている像は「青面金剛(しょうめんこんごう)」のようです。

 青面金剛は、
【日本仏教における信仰対象の1つ。青面金剛明王とも呼ばれる。夜叉神である。インド由来の仏教尊像ではなく、中国の道教思想に由来し、日本の民間信仰である庚申信仰の中で独自に発展した尊像である。庚申講の本尊として知られ、三尸を押さえる神とされる。・・・三眼の憤怒相で四臂、それぞれの手に、三叉戟(三又になった矛のような法具)、棒、法輪、羂索(綱)を持ち、足下に二匹の邪鬼を踏まえ、両脇に二童子と四鬼神を伴う姿で現されるが、一般には、足元に邪鬼を踏みつけ、六臂(二・四・八臂の場合もある)で法輪・弓・矢・剣・錫杖・ショケラ(人間)を持つ忿怒相で描かれることが多い。 頭髪の間で蛇がとぐろを巻いていたり、手や足に巻き付いている場合もある。また、どくろを首や胸に掛けた像も見られる。 彩色される時は、その名の通り青い肌に塗られる。この青は、釈迦の前世に関係しているとされる。※wikipedia他より】といわれ、古来から庚申信仰と深い関わりをもっています。

 日本各地の石造の庚申塔には、「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿像と共に青面金剛像が描かれている例が多いといわれていますが、以前、訪ねた弘前市・常盤神社の庚申塔には、青面金剛像と踏みつけられている邪鬼、そして三猿が刻まれていました。
 ⇒常盤神社の庚申塔
常盤神社の庚申塔


 この八幡宮のある赤坂は、かつては、六郷村の中の集落だったわけですが、近くには、同じく市の文化財に指定されている庚申塔がある竹鼻八幡宮があります。一帯には、昔からの庚申信仰が根強く残っているようです。

◇赤坂八幡宮

 
参道
拝殿
狛犬
拝殿と本殿
赤坂の庚申塔


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 記事を更新しないままに10月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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