のんびりとじっくりと!

  ーおじさんのバーチャル旅行記!ー                      

 
Category: ふるさと【東北・青森】 > 弘前市   Tags: 津軽三十三寺社巡り  

「求聞寺」ー津軽三十三寺社巡り3-1

 一休さんに似た小僧さんの案内で、求聞寺
求聞寺
を訪ねてきました。求聞寺(”ぐもんじ”と読みます)の山号は「岩木山」、津軽三十三霊場の3番札所にあたります。
 さて、小僧さんの案内にしたがって、朱色の橋
朱色の橋
を渡ると、右手に大きな観音様が見えてきます。実は、この辺り一帯は「蔵助沢」といい、以前(昭和50年)、大規模な土石流災害が起きた所です。当時の岩木町(現在は弘前市)では、犠牲者の冥福を祈り、土石流に流された住居付近に「示現堂」
示現堂
を建立し、供養を行っているのです。
 示現堂の観音様に手を合わせた後、少し坂道を上ると、また小僧さんが現れます。隣には三番札所
札所案内板
の案内板。久渡寺でも多賀神社でも目にしたおなじみのものです(”○○○不動産”の文字がちょっと気になりますが)。そこからは、舗装された坂道を少し上ります。すると、山門!と思いきや、石造りの鳥居が見えてきました。
 gumonsando1.jpg  gumonsando2.jpg
鳥居の存在は、”神仏混合”という津軽三十三霊場の特色をあらわしているものだといえます。ここから、本堂へ向かって参道が延びています。実は、この参道にはちょっとした”しかけ”が施されているのです。それは、西国三十三所

西国三十三所

 西国三十三所(さいごくさんじゅうさんしょ)は、近畿2府4県と岐阜県に点在する33か所の観音信仰の霊場の総称。これらの霊場を札所とした巡礼は日本で最も歴史がある巡礼行であり、現在も多くの参拝者が訪れている。            ~wikipediaより~
に祀られている観音様の石像が、参道の右左に建てられ、私たちを本堂まで導いてくれる・・・ということです。津軽における観音信仰及び三十三霊場の成立について、『津軽三十三霊場』(北方新社)には、次のように記されています。
 ~江戸時代も50年を経た承応年間(1652―55年)は、天下も太平になじみ、街道往来も便利になっている。この時代、熱心な信者たちが観音信仰の頂点である「西国三十三所」に出掛けるのが大流行している。ここ津軽からもおびただしい巡礼者が西国を目指したといわれる。西国巡りは個人的にもあったが、ほとんど「観音講中」が費用を積み立てて、代表数人を送ることが多かった。この中には巡拝の各霊場から土を持ち帰る者もいて、津軽にある観音寺堂から三十三所を選んでこの土を埋め霊場とした。~
 つまり、この求聞寺にある三十三の観音石像は、西国三十三所を訪れた方々が土砂を持ち帰り、遠い西国まで行けない足腰の弱い人のためにこの地に埋めた所に建てられたものだということです。鳥居をくぐると、そのことを記した石柱
西国巡礼石柱
と、聖観音石像
聖観音石像
があり、私たちを本堂へと誘ってくれます。そして、33の石像の最後には、赤い唇をした十一面観音様
十一面観音
が、優しく出迎えてくれます。※下に33の観音様の石像をまとめてみました。 ご覧ください。
 さて、この求聞寺は、岩木山神社のすぐ隣にあります。ただ”隣”だというだけではなく、歴史的にみても「一心同体」といってもいいでしょう。次回は、その歴史的な経緯や、お寺の境内の様子などについて述べたいと思います。
                        ☆津軽三十三寺社巡り☆
関連記事

記事を読んでいただき、ありがとうございます。よろしかったら、応援をお願いします!

                 日本史 ブログランキングへ    にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ にほんブログ村    


Comment

Trackback
08-2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

«   »

カテゴリー

openclose

グループ別記事

よろしくお願いします!
⇩に参加しています。応援してくださると励みになります!
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村        

歴史 ブログランキングへ
Welcome
 しばらく記事を更新しないままに八月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
My Profile
Author:korekarada       ふるさと「東北・青森県」の史跡を巡り、感想などを綴っています。ときには、まだ見ぬ地方への憧れを「バーチャル旅行記」として、書いていきたいと思います。
My Friend
Thanks!
現在の閲覧者数:
My Contents
記事で紹介しているContentsをまとめています。ご覧ください!
コメント&トラックバック
Comments<>+-
Trackback <> + -
QRコード
QR