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Category: ふるさと【東北・青森】 > 弘前市   Tags: 津軽三十三寺社巡り  

「巌鬼山神社」ー津軽三十三寺社巡り5-1

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 津軽三十三寺社巡りの旅、今回は、5番札所である厳鬼山(がんきさん)神社
厳鬼山神社
です。6番札所「湯舟観音(高倉神社)」は鰺ヶ沢町にあるので、霊場巡りは、ここでいったん弘前市から離れることになります。
 ところで、津軽の霊山といえば、何といっても岩木山ですが、岩木山の信仰について地元の郷土史家は、次のように述べています。
 ~「津軽の人の視線は幾百万となく岩木山に結びついているのです。それだから、眼をつむっても、三つの山形をした姿がちゃんとまぶたに浮かびますし、何時でも、津軽の人は共通の岩木山の山の姿が書けるし、そのことは心の中に自然に鎮座しているといってよいでしょう。(以下略)小館衷三『岩木山信仰史』ー北方新社~ 全くその通りで、私も小学校の頃、図工の時間に題材が思い浮かばないときは、岩木山の「三つの山形」をよく描きました。それだけで何となく”絵”になりそうな感じがしたからです。
 岩木山は独立峰ではありますが、中央が「岩木山」左に「鳥海山」右側に「厳鬼山」という、3つの峰
岩木山
から成り立っています。津軽の人々は昔から、中央の岩木山を「阿弥陀如来」、鳥海山を「薬師如来」、そして厳鬼山を「観世音菩薩」に見立てて、三位一体として信仰してきました。例えば、長勝寺「蒼竜窟」にある三尊仏厨子堂
三尊仏厨子堂
の三尊は、この岩木山の姿を現したものだと伝えられています。
 さて、現在、岩木山信仰の中心は岩木山神社ですが、元はここ巌鬼山神社だったのです。ここは、土地の名前から「十腰内(とこしない)観音堂」とよばれ、古くから信仰の対象でした。縁起によれば、昔、この辺りに悪鬼がおり、退治するために山神に祈ったところ、「「卍」の旗紋を用いよ」というお告げがあり、それを用いたら、たちまち鬼は退散したとか。。。そのことに感謝して、観音様を安置したお堂が建てられたとされています。卍(まんじ)は津軽家の旗印で、弘前市の市章にもなっています。この言い伝えからも分かるように、十腰内観音堂は、津軽家とはとても縁が深いお堂でした。津軽家との結びつきは古く、戦国時代に、津軽氏の祖といわれる大浦光信

大浦光信

大浦光信(おおうらみつのぶ) 【1460年-1526年】 室町-戦国時代の武将。寛正元年生まれ。陸奥(むつ)弘前(ひろさき)藩(青森県)藩主津軽(つがる)氏の祖。延徳3年種里(たねさと)(西津軽郡鰺ケ沢(あじがさわ)町)にはいる。郡内の旧勢力を駆逐して津軽中心部への進出をはかり,文亀(ぶんき)2年大浦城をきずいた。4代あとの津軽為信が弘前藩主初代となる。大永(たいえい)6年死去。67歳。      
~kotobankより~
が、当時、津軽地方を支配していた南部氏からの独立を意図して、ここで悲願成就を祈願したことが始まりとされています。

 
 先回訪れた南貞院から鰺ヶ沢方面に向かって約11㎞。小さな案内板に従って、左側の小道を降りて道なりに進むと、厳鬼山神社が見えてきます。境内はとても広く、岩木山信仰の中心であったことを思わせます。次回は、津軽家とのその後の関係や、境内の様子などを中心に述べていきたいと思います。

                        ☆津軽三十三寺社巡り☆
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 しばらく記事を更新しないままに八月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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