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Category: ふるさと【東北・青森】 > 弘前市   Tags: つがるみち  

境内でひと休み「独狐八幡宮と宮舘稲荷神社」ーつがるみち280


独狐八幡宮
  
宮舘稲荷神社





参道


 弘前市に「独狐(とっこ)」という所があります。「ひとりぼっちの子ぎつねが・・・」などど童話にでも出てくるような地名です。
 ここには、松笠森遺跡という遺跡があり、
『松笠森遺跡は、江戸時代の元禄7年(1694)に津軽藩が領内の道路調査で作成した「御国中道程之図」に、広陵と共に鉢巻き状の堀が描かれていることから、当時から遺跡として知られていたことが分かります。農村公園整備に伴い、平成11~13年度にかけて弘前市教育委員会が発掘調査を実施しました。その結果、縄文時代の土抗が4基、平安時代以降の掘跡が3本発見されました。また、出土遺物では縄文時代早期後半から前期、中期の土器や石器と平安時代後半の土師器などが出土しました。これにより松笠森遺跡は、縄文時代(早期~後期)に尾根部分を中心に縄文人が一時使用し、その後は、平安時代後半以降に山頂部に三重の堀を巡らし、住居区域とは異なる用途として使用されていたものと考えられます。※遺跡説明版より』と紹介されています。
 ー そんな独狐の集落に八幡宮が鎮座しています。

 独狐は弘前と鰺ヶ沢とを結ぶ31号線沿いに開けた集落ですが、道路沿いには八幡宮の大きな社号標も立っているようです。私は、裏側の山沿いの方から入りました。
 小高い丘陵地帯になっている辺りは「独狐の森公園」となっていて、岩木山
岩木山
が眺められる展望所もある所です。また、最近では映画『奇跡のりんご』のロケが行われたことでも有名になりました。

 その公園からの坂道を下った所に八幡宮の一の鳥居がありました。そこからは、背の高い杉の木が密集している参道の石段が続いています。杉の木にからまるカズラの色が鮮やかです。石段を登り切った所には大きな狛犬が一対。境内には八幡宮と書かれた石碑や各種の記念碑、末社の稲荷宮などが建てられていました。黒と薄いクリーム色の社殿は、あたりの緑に溶け込んで、とてもきれいです。

 ところで、「独狐(とっこ)」という少し変わった地名ですが、一説によると、「かつて修験が当地にいて、仏具"独鈷杵"からきたものといわれている。」とされています。「独鈷杵(トコショ)」は、密教やチベット仏教における法具・金剛杵(こんごうしょ)
金剛杵(こんごうしょ)
のひとつです。

 この八幡宮の由緒については、
【御祭神:誉田別尊  創建の年月は明らかでないが、 社堂縁記修験道由緒に、 「独狐村、 正八幡宮、 旧舘を松笠森と名つく。 寛永十七年、 同村、 小右ェ門、 氏神に勧請す。 円光坊。」 とある。 弘前在浦々社堂帳には、 「独狐村八幡宮、 延寛七年」 とある。 明治六年四月、 村社に列せられる。※青森県神社庁HP】とあり、ここでも、その縁起と修験道との関係が述べられています。かつて、辺り一帯に修験の道があり、この社もまた、中心となる役割を持っていたようです。

◇独狐八幡宮

 
境内へ
狛犬
境内
拝殿
稲荷宮



一の鳥居


 独狐八幡宮からの帰り道、宮舘に鎮座する稲荷神社に立ち寄りました。
【御祭神:宇迦之御魂神・大宮能売命・猿田彦命   当社の草創年月日不詳なるも、 東日流通観録によれば 『承平四年、 芝山玄蕃祐高、 西畠式部少輔、 宮舘城を築き城主、 管領職相勤めたる際、 城内に一社を勧請して稲荷明神と称し、 領地安全の祈願社とす。 また、 高杉城主源有氏累代崇敬せり。 後に村民にて改築し崇敬し来れり』 とある。 明治六年四月村社に列せられる。 ※青森県神社庁HP】と紹介されている神社です。

 承平年間(931年~)に城(館)が築かれていたとあるように、一帯は、当時から交通の要所だったようですが、一の鳥居のそばには、二十三夜塔とともに大日宮
大日宮
と刻まれた石碑が立っていました。かつては、大日如来も祀られていたのでしょう。末社の中には、大日堂と書かれた奉納札とともに、石仏も置かれていました。
 稲荷神社らしく、大きなきつね像や神馬、狛犬などもありますが、本殿横には、「八幡大菩薩」「天照皇太神宮(※天照大神は大日如来と同一視されることもある)」「春日大明神」と刻まれた石碑が立っているなど、神仏習合の名残を感じさせる社です。

◇宮舘稲荷神社

 
きつねと狛犬
拝殿
末社①
末社②
本殿


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津軽の遺跡 
言うなれば、かつては蝦夷の居住区で祀ろはぬ辺境と呼ばれた津軽・・・。古代からの異境としての歴史が興味深いもの。

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 しばらく記事を更新しないままに八月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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