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Category: ふるさと【東北・青森】 > 大鰐町   Tags: つがるみち  

大鰐の「貴船神社」ーつがるみち308


戸和田貴船神社


 大鰐町の十和田山(664.1m)の山中に、津軽地方一帯の人々に「水の神・トワダ様」として信仰されてきた戸和田貴船神社の奥宮があります。
 三ツ目内川上流をさかのぼった所に社号標と登り口に鳥居が立っていますが、大鰐町のHPやこの神社を紹介している方々のブログなどを見て、昨年の秋、私もそこまでは行ってみました。ですが、天気が悪かったことと、説明板(案内板)に「徒歩45分。熊に注意」とあったので引き返したのでした。
 あらためて、この戸和田貴船神社の由緒を見ると、
【御祭神 (主神):高おかみ神、闇おかみ  (相殿神):倉稲魂神、宇気保神、素盞鳴尊、久須志神   当神社は文明二年 (一四七〇) 四月十九日三ツ目内山国有林古戸和田山に祀られていたが、 その昔大旱魃が続き、 全農民協議の結果貯水池を急造する必要を認め、 大挙して水源地三ツ目内山奥に来て、 今の古戸和田の大沼を発見、 水量豊かであるのでこれを破りて、 放水の準備に取りかかったところ、 一天にわかにかき曇り大雷雨が起き狂喜して下山せり。これ水神の御加護とこの地水神の鎮座まします処と元和二年(一六一六)六月現在の境内地に社殿造営奉遷せり。
 明治六年五月十五日村社に列られ、 明治四十四年四月一日神饌幣帛料供進神社に指定され、 昭和二十一年六月十九日宗教法人令により貴船神社となり、 昭和二十五年十二月二十二日前記境内地参八弐七坪六四譲与認可せられ今日に至る。又、 三ツ目内地区西の山手に、 元和六年 (一六二〇) 戸和田貴船宮の遙拝所とし貴船神社を居土三ツ目内両村で建立したといわれる。※青森県神社庁HP】とあります。
 説明板
説明板
には、【藩政時代には、干ばつ続きで領民が困ったとき、藩命で幾度か神社奉公が雨乞いをした史実もあるといわれている。神社の由緒書には、草創は室町時代の文明二年(一四七〇年)四月十九日となっている。当時は室町時代の戦乱に明け暮れている世の中であったといわれている。こんな世の中に三ツ目内の山深い地に、どんな人物がわざわざ京都から水の神様を奉還したのかは分かっていないが、なんともいえぬロマンを感じさせる神秘さがある。】と書かれていました。
 

貴船神社本殿


 由緒にもあるように、この戸和田貴船神社の遙拝所として江戸時代に建立された社が三ツ目内集落に鎮座する貴船神社です。
 かつては、この貴船神社や戸和田の奥宮への参詣者で一帯は大変なにぎわいだったといわれています。
○「そば屋の出店が立ち、立ったままそばを食べなければならないほど込み合った。三ツ目内地区にはサーカス小屋も立ったものだ」
○「三ツ目内や高野新田(※戸和田貴船神社の入口にあたる集落)の各戸は、見ず知らずの参詣客も家に招き入れて食事などを振る舞った」
○「高野新田から登山口まで森林軌道を利用して、高齢の参詣客をトロッコに乗せて運んだものだ。登りは手で押し、下りは手動ブレーキ。料金は登りが1人50-60円、下りが30円だった。けっこうなお金になったものだ」 ※○「」は、HP「あおもり110山」より

貴船神社二の鳥居


 往時の賑わいが目に浮かぶようですが、三ツ目内の貴船神社は集落を見下ろす山の上にひっそりと建っています。
 りんご畑の中に立っている一の鳥居を過ぎると、細い参道が境内まで続いていて、やがて二の鳥居が見えてきます。
 鳥居の両脇には石灯籠が一対ありますが、いずれにも龍が巻きついています。いかにも「水の神様を祀っている神社」という感じがします。

 戸和田の奥宮には、「クロサンショウウオが産卵し、その卵の多少と卵塊の位置で稲作の豊凶を占った」とされる伝説の池(沼)
奥宮の神池 ※HP「あおもり110山」より
があり、例大祭の旧4月19日は、卵塊の位置を確かめようという農家でごった返したといわれていますが、ここ貴船神社の境内にも小さな神池が築かれていました。

 戸和田貴船神社からは神代文字である「ホツマ文字」の神印が発見されていますが、このことは、この神社が相当古い歴史を持つ社であることを示しています。
 神代文字とは【漢字伝来以前に古代日本で使用されたとされる日本固有の文字の総称であり、神代(初代神武天皇が即位した紀元前660年より前)に使用されたとされる文字である。※Wikipediaより】ですが、説明板には、
【 一、 ホツマモジは「土牘秀眞文(ハニフダホツマブミ)」と題し、愛媛県松山市八幡地主の授くる神代之文字とありイヨモジともいう。 
 一、 このホツマモジも、景行天皇朝(皇紀七三一~七九〇)前期には、なお使用され、いきていたことを推察しうるのである。】と書かれていました。

  ⇒ 戸和田貴船神社のホツマ文字
ホツマ文字 ※説明板より


「ホツマ文字」などの神代文字は、よく伝奇小説などで取り上げられますが、往古から実在したものではなく、後世の捏造であるという見方が定説となっているようです。しかしながら、やはり相当古い時代に作られたものと思われ、それが津軽の地まで、どのように伝わってきたのか。。。
 なお、ここ貴船神社と同様に、青森県において神代文字を御神符に使用しているのは、熊野奥照神社(弘前)唐笠柳八幡宮(五所川原市)だけなのだそうです。

◇三ツ目内貴船神社

 
石灯籠①
石灯籠②
神池
境内
拝殿


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Comment
久しぶりです~ 
今晩は
ご無沙汰です。元気で活躍されてるようで何よりです。
画像、詳しい解説で皆様の目を楽しませていますね。^^
今年は田舎に帰省しなかったので、ここでのブログを
見させて頂いています。

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 しばらく記事を更新しないままに八月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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