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Category: ふるさと【東北・青森】 > 弘前市   Tags: つがるみち  

五代稲荷神社ーつがるみち309


五代稲荷神社一の鳥居


 弘前市に五代という地区があります。ここは旧岩木町なのですが、「五代」という名前は「古最勝院の五代(大)尊を安置していた」ことに因んで名づけられたといわれています。
 五大尊とは「五大明王」のことで、
【不動明王を中心とした降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王の総称である。仏教における信仰対象であり、密教特有の尊格である明王のうち、中心的役割を担う五名の明王を組み合わせたものである。日本では、密教が平安時代前期に隆盛したことから、五壇法の本尊として五大明王が祀られた。※wikipedia他より】とあります。正直、私にはよく分かりませんが、かつてここの集落に明王を祀る堂宇などがあったのでしょう。

参道


 そんな五代の村の中心に鎮座し、人々の崇敬を集めてきた社が稲荷神社です。
 その由緒については、
【御祭神:倉稲魂命  天保二年、大導寺次郎市様御再建。 慶長十八年、加藤清正家臣肥後国住人の進藤新左衛門の子、一寸八分金作り御神体を勧請 (現在残っていない) 。
 文化二年、弘前市本町宮崎源兵衛再建 (安政二乙未神社微細由緒上帳より)。 ※青森県神社庁HP】とあり、境内に建てられている御事歴碑には、【村社稲荷神社ノ御祭神は倉稲魂命ニシテ、太閤秀吉公日夕御守神トシ、加藤清正公家臣進藤新左衛門亦霊験無雙ナルモノトシテ信心深く之ヲ体セルモノニシテ築館村今ノ五代山本に鎮座・・・】と書かれています。
 また、神社前の由緒書きには、「当神社の御神体は、当初、豊臣秀吉が常に懐中に入れて御守神としてきたものである。以来、津軽家家中より厚く信心され、(社が)現在地に勧請された。その後、故あってこの御神体は大道寺家(※津軽藩家老)に引き移ったが、その後、氏子により高さ1mあまりの木造の御神体が奉納され、現在に至っている。」といった意味のことが記されていたようです。現在は、この由緒書きがなくなったようなので、定かではないのですが。。
 豊臣秀吉は、津軽為信の本領安堵を認めた津軽氏にとっては大恩人。その木像は徳川氏の時代になっても弘前城の「館神」として祀られてきた分けですが、ここ五代地区のとなりには、為信の津軽統一の本拠地であった大浦城跡があります。そういった意味でも、この神社の由緒は興味深いものがあります。

◇五代稲荷神社

 
境内へ
拝殿
本殿
御事歴碑
境内裏のりんご畑


 一の鳥居からは、小川の流れに沿って参道が続いていました。大きな杉の切り株が何本も残されているところをみると、かつては、もっと大木が茂る場所だったのでしょう。いくつか鳥居をくぐりぬけると境内へと出ました。

「稲荷様」らしく、ここではきつねが狛犬の替わりです。拝殿の前に一対、そして、本殿の前にも小さなきつねが一対置かれていました。
 境内のとなりと裏手はりんご畑です。岩木山を背景に、赤く色づきはじめたりんごが実っていました。

◇境内のきつね他

  
ナンテン
末社
拝殿前のきつね
本殿のきつね



五代獅子舞


 りんご畑へと抜ける小道の脇に御事歴の碑がありますが、そのそばにもう一基大きな石碑が建てられています。
「魂」の字が見えたので忠魂碑かと思いましたが、そうではなく「獅子魂」
獅子魂
と彫られていました。石碑のとなりには「獅子の里」と書かれた木柱も立っています。この五代地区は、無形民俗文化財に指定されている獅子舞が盛んに行われている所です。その歴史は500年にもなるとされていますが、「五代鹿獅子舞の由来」という巻物が保存会に伝えられているとのことです。

 獅子舞(※地区によっては獅子踊とも)は荘重な熊獅子系と軽妙な鹿獅子系がありますが、五代の獅子舞は鹿獅子です。「参進の舞」、「庭舞」、「橋渡りの舞」、「山掛けの舞」などの曲目がありますが、「山掛けの舞では獅子頭をはずして舞うなど独特の所作が伝わる」とされています。
 ⇒獅子舞(獅子踊)の曲目

 例年、10月10日にここ稲荷神社に奉納されるとのことですが、拝殿の屋根の下には、伝統の獅子舞を描いた絵馬が掲げられていました。

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 記事を更新しないままに10月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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