のんびりとじっくりと!

  ーおじさんのバーチャル旅行記!ー                      

 
Category: ふるさと【東北・青森】 > 深浦町   Tags: 津軽三十三寺社巡り  名木めぐり  

「円覚寺」ー津軽三十三寺社巡り10-2

 円覚寺は、大同2年(807年)に坂上田村麻呂が創建した伝えられていますが、貞観10年(868年)、修験行者円覚による観音堂の再興が開基とされています。山号は「春光山」、真言宗のお寺です。本尊は聖徳太子作とされる十一面観世音菩薩。この観音様は「秘仏」とされ、33年ごとに開帳されるということです。この次のご開帳は平成30年だとか。。⇒円覚寺説明板
円覚寺説明板

 北前航路の要港であったこの深浦の観音様は「澗口観音(まぐちかんのん)~”澗”は港の意、港の入り口にあって航海安全・商売繁盛を守護する観音様~」と呼ばれ、船乗り達の信仰の対象でした。航海中、嵐に遭った船乗りたちは自分の髷(まげ)を切り落とし、一心不乱に安全を神仏に祈願したとされます。そうして助かった後、切り落とした髷をここに奉納していった分けです。寺宝館にはそれを伝える「髷額」や「船絵馬」がたくさん奉納されており、それらは国の重要有形民俗文化財に指定されています。
 また、境内には「竜灯杉」と呼ばれる高さ30m程の大杉がありますが、海が荒れたとき、船乗り達が祈ると、この杉から光が放たれ、船を無事に港まで導いたとされています。灯台の役目をしていたのですね。この霊木「竜灯杉」には紅白の綱が張られていて、祈りながらそれを引くとパワーをもらえるとか。。

 山門には、京都の吉田源之丞大仏師が、宝歴9年(1759年)から約10年がかりで造り上げたとされる阿吽(あうん)の仁王像。天井には竜神。見つめていると気が引き締まります。 ↓クリックで拡大します。

 
仁王門①
仁王門②
仁王門③
仁王門④
仁王門⑤
仁王門⑥
仁王門⑦


 境内には、たくさんの寺宝がありますが、中でも薬師堂
薬師堂
にある厨子は、室町時代初期から中期の作といわれ、青森県最古の木造建造物であり、国の重要文化財に指定されている貴重なものです。
先ほどの竜灯杉の紅白の綱もそうですが、叩くと「」の音がして小金持ちになるといわれる鐘石(しょうせき)
鐘石
や、そばに立っているほほえみ観音
ほほえみ観音
、すましたお顔の童地蔵などを見ていると、気持ちが和みます。
 私が本堂
本堂
を訪れたのは、ちょうど「お講」が始まるときでした。多くの方々が本堂の中に座っていました。やがて、朗々とした読経が始まると皆さんいっしょに唱和していました。見ていると厳かな気持ちになりました。
⇒円覚寺本堂スライド

 この円覚寺は、檀家を持たないお寺ながらも、古くから津軽家歴代藩主や船乗り達、そして地域の信仰厚い人々によって、守られてきたお寺です。休みの日は家族連れの方々で賑わうということです。

                        ☆津軽三十三寺社巡り☆
関連記事

記事を読んでいただき、ありがとうございます。よろしかったら、応援をお願いします!

                 日本史 ブログランキングへ    にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ にほんブログ村    


Comment

Trackback
10-2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

«   »

カテゴリー

openclose

グループ別記事

よろしくお願いします!
⇩に参加しています。応援してくださると励みになります!
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村        

歴史 ブログランキングへ
Welcome
 記事を更新しないままに10月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
My Profile
Author:korekarada       ふるさと「東北・青森県」の史跡を巡り、感想などを綴っています。ときには、まだ見ぬ地方への憧れを「バーチャル旅行記」として、書いていきたいと思います。
My Friend
Thanks!
現在の閲覧者数:
My Contents
記事で紹介しているContentsをまとめています。ご覧ください!
コメント&トラックバック
Comments<>+-
Trackback <> + -
QRコード
QR