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Category: ふるさと【東北・青森】 > 蓬田村   Tags: つがるみち  

阿弥陀川稲荷神社-つがるみち393




 海岸沿いに国道280号線(松前街道)を走って、蓬田村役場へ行く途中に「阿弥陀川」という小さな川があります。
 その昔、浄土宗の開祖・法然上人の高弟であった金光上人が、この川の中から一体の阿弥陀像を拾い上げたことから、川の名前が阿弥陀川となり、さらには、阿弥陀川村という集落名にもなったとされています。




 河口付近に小さな橋が架かっていますが、橋を渡り切った所が蓬田村の役場で、川の流れを挟んだ対岸には、稲荷神社が鎮座しています。
 その由緒については、
【御祭神:宇迦廼御魂命 猿田彦命 大宮能女命   社殿ハ阿弥陀川ノ北端ニアリ創立年月日詳ナラス 撰前川北側ヲ流レ境内老松林立森厳自ラ神威ヲ仰カシム 明治六年後潟村後潟神社ニ合祀 同八年二月復社 同九年十二月村社ニ列セラレ 同二十三年八月社殿腐朽ニ及ビタルヲ以改築セリ 明治四十二年八月二十七日神饌幣帛料ヲ供進スヘキ神社ニ指定セラル※蓬田村HP「村のあらまし」より】とあります。
 詳しいいことは分かりませんが、いわゆる「稲荷大神三座」を祭る古くからの社のようです。

◇阿弥陀川稲荷神社境内



 由緒にも「境内老松林立森厳自ラ神威ヲ仰カシム」とあるように、境内には、何本かの老松が生えています。辺りは宅地化されていますが、かつては無数の松の木が林立する「森」だったのでしょう。

 一の鳥居は阿弥陀川の河口、海の方を向いて立っています。
 鳥居をくぐって参道を歩いて行くと、その途中には、御神燈や記念碑、猿田彦大神の碑などが並んで立っています。
 狛犬は二の鳥居の両脇に一対、拝殿の前にも一対置かれていました。

◇狛犬、境内の松、本殿
 





 さて、金光上人が布教のために津軽の地を訪れたのは承元四年(1210)頃とされていますが、阿弥陀川で阿弥陀像を拾いあげたいきさつについては、次のように語られています。
【金光上人は霊無のお告げにより「阿弥陀如来が汝津軽の外ヶ浜に至れば必ず逢わん」と三日、三晩続けて同様の夢を見たので上人が遠く尋ね来り、遂に承元四年津軽外ヶ浜蓬田村にたどりつき、一介の漁夫に問うて曰く、この辺で何か変ったことがないかと尋ねたるに漁夫曰く、この村の端れの川に夜になると毎晩川の中から光りを発すると云う。村人はこれを怖れ怪んで誰一人其所を通る人もないと云う。
 この話を聞くや上人はこれこそ夢のお告げの阿弥陀如来であろうと、村の人々と力を合せて川を掘り探させたところ、暫にして上人様の手にした鍬に手応えがあった。早速拾いあげてみると一つの立派な筥が現われ、筥を開いてみると阿弥陀如来像であった。※蓬田村HP「村のあらまし」より

 以来、金光上人はこの阿弥陀像を背負われて、津軽における布教の営みを続けたとされていますが、建保五年(1217)、浪岡の地で亡くなります。

 現在、阿弥陀像は青森県文化財に指定され、弘前市の西光寺に安置されています。

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 しばらく記事を更新しないままに八月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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