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Category: ふるさと【東北・青森】 > 中泊町   Tags: 津軽三十三寺社巡り  

「薄市観音堂」ー津軽三十三寺社巡り15

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 「まんまんと眺めもあかぬ十三の潟 千年をここにまつ風の音」 ー 15番札所薄市観音堂のご詠歌です。「十三潟」は「十三湖」、かつてはこの観音堂のすぐ側まで湖が迫っていたことが分かります。
 薄市集落のある中泊町は、旧中里町旧小泊村が合併してできた町ですが、中里町は面積の60%が山林であるために、昔からヒバの生産量が多く、その多くは河川を利用して十三湖に運ばれた分けです。とりわけ、薄市川は河口が広く、最も良い川港だったといわれ、木材を運搬する千石船で賑わったとされています。

 しかしながら、昔はこれといった交通機関がなかったために、この地域の人々は五所川原方面へ出かけるのにも、大変難儀をしました。夏場は馬車、冬は馬ぞりが主でしたが、「地吹雪」になった時は、たびたび交通が途絶したとか。。
 そんな北津軽の地に、鉄道を通そうとする計画が持ち上がったのは昭和2年。湿地帯がたくさんあったために難工事が続きましたが、昭和5年に全線開通しました。現在の津軽鉄道
津軽鉄道
です。中里町から金木町(いずれも旧名)を経由して五所川原市までおよそ20㎞。金木町出身の作家、太宰治に因んだ「走れメロス号」が走るこの鉄道は、北海道「ちほく高原鉄道」が廃止された現在では、日本最北の民間経営による鉄道となっています。吉幾三「♪津軽平野♪」の中にも出てくるストーブ列車でも有名ですね。ストーブ列車は、例年、12月初めから3月いっぱいまで運行されていて、今ではすっかり津軽の冬の「風物詩」になりました。

 観音堂探し。イヤー、探しました、探しました。迷いました、迷いました。同じ道を行ったり来たり。。案内板はあったのですが、民家に挟まれた奥に鳥居
鳥居
があったので気づきませんでした。鳥居をくぐって、左側の参道
参道
を上ると、こんな傾いた二の鳥居
二の鳥居
! ー 右側の地盤が沈下したのかな。それとも初めから? ー そんなことを思いつつ、三の鳥居
三の鳥居
をくぐると、そこからは西国三十三観音様
西国三十三観音様
が観音堂へ導いてくれました。

 薄市観音堂の創建は元禄元年(1668年)。ひとつ先の今泉集落にある「千手観世音菩薩」を分祀したといわれています。寛延4年(1751年)以降は、15番札所として、たくさんの巡礼者が訪れたということです。

↓薄市観音堂 ※クリックすると拡大します。
薄市観音堂①
薄市観音堂②
薄市観音堂③
薄市観音堂④
薄市観音堂⑤
薄市観音堂⑥
薄市観音堂⑦


 観音堂付近には桜林があり、ちょっとした小公園になっています。下を見下ろすと青々とした水田。かつて、ここの辺りは「昆布掛(こんぶがけ)」と呼ばれ、十三湖から風によって運ばれてきた昆布を採って、干した場所であったことは、遠い昔のこと。。。

                        ☆津軽三十三寺社巡り☆







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 記事を更新しないままに10月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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