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Category: ふるさと【東北・青森】 > 中泊町   Tags: 津軽三十三寺社巡り  

「海満寺観音堂」ー津軽三十三寺社巡り18

 十三湖の安東史跡を巡った後、小泊港(現中泊町)を目指して進むと、ほどなく津軽半島
津軽半島
の「鼻」ともいえる権現崎
権現崎
が見えてきます。(※半島を顔に見立てると、権現崎は鼻、十三湖は口、竜飛崎は頭かな。。。)
 この権現崎は海抜229mの断崖絶壁で、頂上に「尾崎神社」があります。飛龍大権現を祭神として、大同2年(807年)に建立されたといわれるこの神社は、古くから修験者の聖地として崇められてきたところです。ー 昔、丹後の国から卵をいっぱい積んだ船が何艘かやってきて、一休みしようと岬の浜に近づいたら、「出ろ、出ろ」という神様の声が聞こえたので、あわてて戻った。しかし、聞こえなかった船は神様の怒りをかい、転げ落ちてきた岩のために沈んでしまった。神様を怒らせた理由は、ここ尾崎の神様は卵が嫌いだったから。。ー などという、思わず吹き出してしまいそうな”伝説”も残されています。
 また、ここはあの「徐福伝説」の最北の地でもあります。泰の始皇帝の命をうけ、不老不死の仙薬を求めて航海していた徐福の行き着いた先がここ権現崎。以来、この地を蓬莱山と定めた徐福は、村人に農業や漁業、医療などの技術を施したとされています。

 18番札所海満寺は、小泊漁港を臨む小高い丘の上にあります。海満寺は、弘前誓願寺の末寺で、万治元年(1658年)に船の難破による犠牲者を弔うため建立されたといわれています。りっぱな本堂
本堂
の前には、大きな慈母観音像
慈母観音像
が建てられています。周りには、地蔵堂
地蔵堂
西国三十三観音石像
西国三十三観音石像
。本堂の後ろの石段を上ると小泊漁港
小泊漁港
が一望できます。港は、ヤリイカ、スルメイカ、メバルの1本釣り漁などで一年中賑わいを見せているそうです。

 観音堂は、本堂に向かい合うかたちで建てられており、本尊は「聖観世音菩薩」。木像の観音様は元々は近くの「柴崎城跡」に祀られ、「小泊観音堂」として多くの信仰をあつめていたとされています。しかし、宝永7年(1704年)、山津波のため、観音像はお堂もろとも海に流されてしまいました。
 ところが、しばらくして、一人の漁師が海中からこの観音像を引き上げ、海満寺に仮安置されることになりました。この観音像、長い間海中にあったらしく、木面が流木のようになっていて、両腕と下半身が失われていたそうです。

 この話は、たちまち広がり、信者達は観音堂再建に乗り出し、やがて、観音像は海満寺から、元の観音堂へ移され、18番札所として賑わいをみせたといわれています。
 その後、明治に入り、神仏分離により、再び海満寺に戻ってきた観音像。霊験あらたかな観音様として、海満寺の名物となり、今日でも多くの巡礼者が訪れているということです。

↓海満寺観音堂 ※クリックで拡大します。 
海満寺観音堂①
海満寺観音堂②
海満寺観音堂③
海満寺観音堂④
海満寺観音堂⑤
海満寺観音堂⑥
海満寺観音堂⑦


 
                        ☆津軽三十三寺社巡り☆
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 記事を更新しないままに10月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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