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Category: ふるさと【東北・青森】 > 黒石市   Tags: つがるみち  名木めぐり  

花山院忠長の足跡「温湯薬師寺」ーつがるみち4

 黒石市温湯は、約400年以上の長い歴史をもつ温泉まちです。昔ながらの温泉宿など、風情ある町並みが残る一方、近年は津軽の伝統文化を伝える施設なども建てられ、こけしの里
温湯温泉
として、湯治を兼ねた観光客や体験学習に訪れる子ども達で賑わっています。
 ここは昔は「鶴の湯」と呼ばれていたといいます。「・・脛を矢で傷つけられた鶴がこの地に舞い降り、沢水につかったところ、ほどなく傷は癒えて飛び立って行った。それを見た村人が湧き湯があることを知り、鶴に感謝した。」という伝承に基づくものです。そのことを裏づけるように、現在でも「鶴泉」という地名が残されています。

 さて、ここ温湯には花山院忠長

花山院忠長

 花山院忠長(かざんいん ただなが、天正16年(1588年) - 寛文2年9月26日(1662年11月6日))は、江戸時代初期の朝臣。最終官位は従四位上左近衛少将。藤原北家師実流花山院家の長男だった。父は左大臣花山院定?。母不詳。弟に花山院家を継いだ花山院定好(従一位左大臣)がいる。子に野宮家の初代当主野宮定逸(正二位権大納言)や黒衣の宰相と称された天海の弟子公海がいる。法名は浄屋。
慶長14年(1609年)、後陽成天皇の女官と密通した罪により、蝦夷地へと配流される(猪熊事件)。配所では松前藩の厚遇を得て、松前に京文化が伝える契機を作ったとされる。寛永13年(1636年)に赦免され出家、降って慶安5年(1652年)に帰洛した。
~wikipediaより~
に関する伝説がいくつか残されています。忠長は、将来を嘱望された公達でしたが、スキャンダルを起こし、後陽成天皇の逆鱗にふれ、北海道松前に配流された人です。松前の後、津軽に配流されたのは慶長19年(1614年)頃のことといわれています。
◇伝説その1・・忠長が湯に入り、「少々温いな。」と言ったのが「温湯(ぬるゆ)」
        の地名になった。
◇伝説その2・・忠長が浅瀬石川を渡ろうとしたとき、橋がなくて困っていると、サケ
        が背を並べて橋になった。※因幡の白ウサギの話みたいですね。
◇伝説その3・・釣りが好きだった忠長は、川に魚が少なくなると望みの魚の名前を書
        いて川に流した。この「魚手形」を見た竜宮様は、海からたくさんの
        魚を川に上らせた。
 ー 忠長の境遇を憐れみ、これに同情した津軽の人々が創り上げた伝説です。 ー
 しかし、この忠長、ほんとに釣り好きだったようで、以前、新聞に彼が残したと思われる釣り竿の記事
釣り竿の記事
が載ったこともありました。

 
 そんな忠長が堂宇を建立し、薬師如来を安置したという伝承をもつお寺が、温湯薬師寺です。延宝7年(1679年)、温湯を訪れた僧侶宗運(南宗)が開基したとされる黄檗宗のこのお寺は、天和3年(1683年)に、黒石2代領主津軽信敏により「宝厳山法眼寺」と命名されました。その後、元禄4年(1691年)に、黒石市内の山形町に移されることになります(先回、お伝えした三十三霊場26番札所「法眼寺」です)。跡には薬師堂が残され、監寺が置かれていましたが、享保9年(1724年)、弘前5代藩主津軽信寿により「瑠璃山薬師寺」の寺号を授けられ、今日に至っています。信寿が寺号を授けたのは、ここの由緒もさることながら、境内の見事な紅葉に感動したからだとか。。

 このお寺の境内には、大きな岩がありますが、その岩を割り、その上にまたがる形で、根を大きく広げた楓の樹が生えています。薬師寺名物のこの楓の樹は、その様が岩手県盛岡市の「石割桜」に似ていることから「石割楓」と呼ばれ、黒石市天然記念物の指定を受けています。樹齢は400~500年、高さ11.8m、幹周り6.1mのこの大樹は、
見る者に「自然の生命力の強さ」を感じさせてくれます。

↓本堂・薬師堂・石割楓 ※クリックで拡大します。
本堂
薬師堂
石割楓①
石割楓②
石割楓③
石割楓④
石割楓⑤
石割楓⑥


 帰り道、境内の入口で松尾芭蕉の句碑を見つけました。
「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」
芭蕉句碑
 芭蕉が「奥の細道」の旅で、山中温泉を訪れたときの句です。芭蕉は、ここでゆっくり温泉につかり、景色を楽しみ、薬師堂にも詣でたといわれています。 ー 「温泉」「薬師」は、ここ温湯にも通じることから、この句が置かれているのでしょう。
 それにしても芭蕉さん、象潟からもう一歩北へ向かって、津軽にも来てほしかった。。

                            ☆つがるみち☆




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 記事を更新しないままに10月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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