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Category: ふるさと【東北・青森】 > 大鰐町   Tags: つがるみち  

大鰐の大日様その1「大円寺」ーつがるみち16

 古くからの温泉地には、いろいろな由来がつきものですが、大鰐温泉を「発見」したのは、あの唐僧・円智上人だといわれています。上人がみちのく行脚の途中、ここ大鰐の地で不思議な夢を見、そのお告げにしたがって地面に錫杖を突き立てたところから、こんこんとお湯が湧き出したという言い伝えが残っています。(伝によると)この円智上人は、建久2年(1191年)に「津軽三千坊」のひとつ「阿闍羅千坊」が、あまりにも荒れ果てているのを見て、碇ヶ関・国上寺に「不動尊」を、弘前・久渡寺に「観世音」を、そしてここ大鰐町には「大日如来」を安置し、布教に努めたとされています。そんな歴史を持つお寺が大円寺。大鰐の大日様」として人々に親しまれている寺院です。
↓大円寺境内 ※クリックで拡大します。

山門

大日堂

本堂

鐘楼

金比羅堂

三十三観音

旧大日堂


 大鰐駅から線路沿いに進んで行くと、間もなく色鮮やかな山門
大円寺山門
が見えてきます。手前には国重要文化財「大日如来」
説明板
と記された案内板。山門をくぐった正面には「大日堂」があり、ここに国重要文化財・大日如来が安置されています。よく絵ハガキ等で目にする京都や奈良の寺社を思わせる造りです。
 左側にはりっぱな本堂が建てられていますが、このお寺の山号は神岡山(じんごうざん)。高野山真言宗のお寺で、「津軽弘法大師霊場第二十二番札所」でもあります。
 本堂の向かい側には鐘楼堂と金比羅堂。
鐘楼堂と金比羅堂
その背後に「西国三十三観音像」が並んでいます。石像はいずれも姿形がはっきりしていて
三十三観音像
、霊場巡りで観音様を探すとき、大いに助かります。

 さて、大日堂の隣りに「不動明王・観世音菩薩・弘法大師」
旧大日堂
という扁額が掲げられたお堂がありますが、その名の通り、正面には弘法大師の像
弘法大師像
と、不動明王の像がありました。このお不動様、「ぼけ厄除不動尊」
ぼけ厄除不動尊
だそうで、拝むと「ぼけ防止」につながるとか。。

 このお堂は「旧大日堂」で、以前はここに本尊が安置されていたところですが、その前に一対の牛の石像
牛の石像
が置かれています。大日如来と牛とのつながりは深く、特に西日本では、大日如来を牛の守護神とする信仰が盛んで、縁日に牛をつれて参拝する風習もあったとか。牛は農家に欠かすことが出来ない「財産」であったので、人間と同じく大日様に守られていたということでしょうか。
 ですが、ここ大鰐では「牛」は、もっと別な意味でも神聖視されているのです。それは「温泉を発見したのは牛だった」という話が残っているからです。
 ー「ある時、一頭の牛を連れた旅人が途中で昼寝をした。目が覚めたら牛が居なかったので探したら、川原で草を食べていた。周りは枯草なのに、そこだけ青々としていたので掘ってみたらお湯が湧き出た。」という分けです。
 町ではこの言い伝えや、前述の円智上人の話に基づいて、例年「大鰐温泉丑湯祭り」
大鰐温泉丑湯祭り
を開催しており、祭りのはじめに、大日如来を背中に乗せた牛が「ご神体」となり、温泉の祈祷式を行っています。
                              ー次回へ続きます。

                            ☆つがるみち☆
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 記事を更新しないままに10月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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