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Category: ふるさと【東北・青森】 > 青森市   Tags: 津軽三十三寺社巡り  

「入内観音堂」ー津軽三十三寺社巡り24-1

 青森の空の玄関口・青森空港の東側、山間地帯に「入内(にゅうない)」という集落がありますが、この地にひっそりと佇んでいる社が津軽三十三霊場24番札所「入内観音堂(小金山神社)」です。
 伝によると、大同年間(806~10年)に、蝦夷征伐のため出陣した坂上田村麻呂が、ここに住んでいた「大嶽丸」という「鬼」を退治し、その首塚の上に観世音菩薩を安置したのが始まりとされています。
↓小金山神社 ※クリックで拡大します。

一の鳥居

二本の大杉

拝殿①

拝殿②

本殿


 広い駐車場に車を置き、辺りを見るとこんもりとした森の中に、観音堂と「小金山神社」が並んで建っているのが見えます。私はまず、神社の方から巡ってみることにしました。

 一の鳥居の「扁額?」は、ちょっと変わっていて、石板に「小金山神社」
扁額?
と刻まれており、何となく「小判」を思わせます(金色ではありませんが)。「小金山」という神社名の由来は、必ずしもはっきり分かっている分けではありませんが、宮城県の金華山・黄金山神社と同じく、金山彦神(かなやまひこのかみ)と金山姫神(かなやまびめのかみ)を祀っている社です。神話によると両神は、伊邪那美神の吐瀉物から生まれたとされ、吐瀉物が銅や鉄を溶かした状態を連想させることから、「鉱山」を神格化した神だといわれています。ここ入内の地でも、かつて「金」とまではいかなくても、なにがしかの「鉱物」が採れたのでしょうか?地元には「川から時々、金が流れてきた。」という言い伝えも残っているようです。

 鳥居をくぐって参道を進むと、大きな神木が2本。
神木
その後ろに、「狛馬?」と「狛犬」が見えました。この馬の石像、
狛馬?
よく見ると、一方はしっかりと胸を張り、前を見ているのに対して、片方は「しょぼん」とうつむいているような感じで、とてもユーモラスです。狛犬は
狛犬
どちらも元気いっぱい。とても愛嬌があって、親しみが持てます。

 さて、この神社にはもう一対、本殿
本殿
に、青森市の有形文化財に指定されている狛犬が奉納されています。
 説明書き
説明板
によると、この一対の狛犬は、
本殿の狛犬
寛文5年(1665年)に越前国の中村新兵衛という人が寄進したもので、狛犬の石の材質は、福井市足羽山(あすわやま)産出の凝灰岩の一種、 笏谷石(しゃくだにいし)であるとされています。髪の毛が真っすぐに
狛犬横
垂れ下がっている姿が特徴的で、何となく、あのスフィンクスに似ています。

 ところで、「笏谷石」という言葉から思い出したことがあります。以前、弘前市の多賀神社(清水観音堂)を訪ねたときに、同じく福井県の「笏谷石」で造られた狛犬を見たような気がしたので、写真を比べてみました。
左:小金山神社、右:多賀神社
髪の毛は違うものの、両手の位置や表情、ぷっくりしたお腹の感じなど、とてもよく似ています。当時(江戸前期)から、日本海を経由して、このような「文化」の交流・交易が盛んに行われていたことがよく分かります。

                           ー次回へ続きます。
                        ☆津軽三十三寺社巡り☆
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 しばらく記事を更新しないままに八月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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