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Category: ふるさと【東北・青森】 > 青森市   Tags: つがるみち  縄文と弥生  

縄文の森1「小牧野遺跡」ーつがるみち24

 青森県には、「縄文都市」三内丸山遺跡
三内丸山遺跡 ※トリップアドバイザー提供
や「遮光器土偶」で有名な亀ヶ岡遺跡をはじめ、縄文時代を代表する遺跡がたくさんありますが、「小牧野遺跡」もそのひとつです。
 青森市街から南へ約10㎞程、津軽三十三霊場・入内観音堂の近くにあるこの遺跡は、縄文時代後期前半(約4,000年前)のものとされ、深鉢形土器、壺形土器等の土器や、竪穴住居跡、土坑墓群、貯蔵穴群等が発見されており、平成7年3月に「国指定史跡」として認定された貴重な遺跡です。観音堂巡りのついでに、ちょっと寄り道してみました。

↓小牧野遺跡環状列石 ※クリックで拡大します。

環状列石①

環状列石②

環状列石③

環状列石④

環状列石⑤

環状列石⑥

環状列石⑦


 荒川と入内川の間に挟まれた、標高140m~150mの台地に築かれたこの遺跡は、数々の貴重な出土品もさることながら、 「環状列石(ストーンサークル)」 が見つかったことで、一躍脚光をあびた所です。「環状列石」といえば、東北では秋田県鹿角市の「大湯環状列石」
大湯環状列石 ※トリップアドバイザー提供
が有名ですが、環状列石は、縄文時代の共同墓地であり、それに伴う祭祀場であるといわれています。大湯の環状列石は舌状台地の先端部に、長い時間をかけて築かれたものとされていますが、ここ小牧野は、「山」を切り崩し、平らにするなど、大規模な土木工事のもと、計画的に造られたものだといわれています。

 この遺跡は長い年月の間に地中に埋もれ、江戸時代には馬の放牧地として使われていて、「小牧野」という地名もそのことに由来しています。特徴のある2つの立石
つの立石
には「馬頭観音」の文字が刻まれていますが、この立石が馬の供養碑として利用されていたことを示しています。ー残念ながら文字側からは撮れませんでした。

 この環状列石の発見は、平成元年に地元の高校の考古学部が調査したことが始まりでした。辺りは「石神平」と呼ばれるほど、たくさんの石が転がっていましたが、これらの石は、丸みを帯びた川原石だったため、「丘陵(山)の上に、こんな石があるはずがない。」と考えたことが、大発見につながったものです。

 私はまず、遺跡全体が見渡せる小高い丘の上に登ってみました。航空写真
航空写真
ほどではないにしろ、1mほどの立石
中央の立石
を中心にして、環状列石は、外帯、内帯、中央帯の三重の輪で構成されているのが、何となく分かります。

 実際に周りを歩いてみると、数多くの石が場所によって直線的に、そして円形に規則的に配置されている
組石
ことが分かります。
 外帯、内帯の組石は、縦に置かれた石の両側に平らな石を数個積み重ねた、「石垣」を思わせる造りで、この特異な組石は「小牧野式配列」
小牧野式配列
と呼ばれています。
 はるか昔、このような施設を築き上げたのは、どんな人々だったのでしょうか。
                          ー次回へ続きます。

                            ☆つがるみち☆
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 記事を更新しないままに10月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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