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Category: ふるさと【東北・青森】 > 青森市   Tags: 津軽三十三寺社巡り  

「夢宅寺」ー津軽三十三寺社巡り23-2

 夢宅寺(むたくじ)は、薬師如来と地蔵菩薩を本尊とする曹洞宗の寺院で、山号は「安養山」。寺伝によると、平安初期に恐山からこの地へ巡拝してきた慈覚大師が、ここに辻堂を建てて、薬師如来と地蔵菩薩を刻んで安置したのがはじまりとされています。
 山門には「安養山」と刻まれた木彫りの大きな額が掲げられ、門の脇には、ここが三十三霊場のひとつであることを示す石標
霊場石標
が立っています。中へ入ると左手には地蔵堂
地蔵堂
があり、地蔵尊が祀られていました。正面に見えるのが本堂。三十三霊場であるとともに、「津軽八十八ヶ所霊場26番札所」でもあることを示す木札が掲げられています。
                    夢宅寺 ※クリックで拡大します。↓

山門①

山門②

本堂①

本堂②

観音堂


 「夢宅寺」ーこの柔らかで美しい寺名は、弘前藩4代藩主・津軽信政が見たひとつの「夢」に由来しています。
 貞享元年(1684年)の頃、悪質な眼病を患っていた信政は、病気快癒を願って津軽一円を巡っていましたが、当時「薬師堂」と呼ばれていた浅虫のこのお堂にも治癒を祈願しました。満願の日、お城の庭を眺める夢を見た信政が目覚めたときには、眼はすっかり治っていたそうです。大いに喜んだ信政は、「夢宅」の二字を漆書きにして、奉納し、ここを藩主祈願所としたと伝えられています。

 信政直筆によるこの「夢宅」の額
「夢宅」の額
は、現在でも本堂の中に掲げられていて、天井には、弘前藩との深い関わりを示すように、津軽牡丹
津軽牡丹
が描かれていました。

 その後、元禄6年(1693年)に、雲芸和尚(青森・常光寺4世住職)が薬師堂を末庵とし、「夢宅庵」を開きましたが、このとき、津軽屋市左衛門という人が観音像を寄進したと伝えられています。以来、観音霊場として多くの人々の信仰を集め、寛延年間(1748~51年)には、23番札所となりました。「夢宅寺」を称したのは明治7年(1874年)のことです。

 観音堂は本堂の中の正面、向かって右側にあり、小さな三十三観音像に囲まれて、三体の大きな観音像
観音像
が安置されています。
 三体は向かって左から、「聖観音」、「千手観音」、そして「如意輪観音」と思われます。霊場の紹介書などによると、ここの本尊は「聖観世音菩薩」ということですが、中央には大きな千手観音像
千手観音像
が祀られていました。なお、本尊の聖観音像
聖観音像
は、寺内の大銀杏より彫られたものとされています。

 浅虫温泉は、情緒ある温泉の風情を残し、四季を通じて観光や湯治で賑わうところです。巡礼以外にも観光を兼ねて、ここ「夢宅寺」に詣でる人々も多いということです。

                        ☆津軽三十三寺社巡り☆
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 しばらく記事を更新しないままに八月になってしまいました。。ゆっくりペースで神社・史跡めぐりを続けたいと思います。拙い記事ばかりですが、読んでいただければ幸いです。ごゆっくりどうぞ!
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